がん患者さんと家族のためのWEBサイト

エンプレスが小児がんを支援するレモネードスタンド活動を全国で展開!

小児がん研究支援の活動として、日本全国にも広がっているアメリカ発祥のレモネードスタンド活動に賛同した株式会社エンプレスが、これまで百貨店や国際会議で実施したレモネードスタンド活動のノウハウを生かし、全国展開して小児がん支援を推進しています。
この活動が始まった背景について、エンプレスでは次のようにストーリーを紹介しています。
 「レモンと水と砂糖やはちみつを混ぜれば簡単に作ることができるレモネードは、ますアメリカでは、子供たちがお小遣い稼ぎや社会勉強のためにレモネードスタンドを開くことが、夏の風物詩となっています。ある時、小児がんと闘っていた少女が、『自分と同じような病気の子どもたちのために、治療の研究費を病院に寄付したい!』と、自宅の庭にレモネードスタンドを開きました。

この活動が地元テレビを通じて取り上げられ、全米に知られるようになりました。これを機に、レモネードスタンドはおこづかい稼ぎの体験を楽しむだけではなく、集めたお金を小児がん治療のために寄付するという社会貢献活動としても広がっていきました。レモネードスタンドによる寄付活動は、少女が亡くなった今もその意思が引き継がれています」
さらに同社では、日本でのレモネードスタント活動についても以下のように詳述しています。
「アメリカでは、”If the life gives you lemon, make lemonade”ということわざがあります。この和訳は、「もし人生があなたにレモンを与えるなら、レモネードをつくればいいのよ。」となりますが、その意味はつまり、人生の試練(=すっぱいレモン)があってもいい方向(=甘くておいしいレモネード)にしていけばいい!」という前向きな教えです。この様に、そもそもレモネードは「元気」を与えてくれる飲み物としても多くの人々に愛されています。

 小児がんと闘いながらレモネードスタンドを通じて、社会に大きな影響を及ぼした勇気ある一人の少女の活動は、日本の英語の学校教材としても取り上げられるなど、その意思は国境を超えて引き継がれています。日本では、学校の文化祭や地域のお祭り、自宅のガレージ、企業のイベントなどでレモネードスタンドが開催され、集まった寄付は小児がん支援に活用されています。日本の小児がん支援のしくみづくりは、他の先進国と比べても遅れています
日本では年間約2,500人の子どもがかかっている小児がん。しかし日本では、小児がんの治療方法を開発したり、患者を支援するためにあてられている予算がアメリカやヨーロッパに比べて少ないのが現状です。一人でも多くの人にこの現状を知ってもらって、一人でも多くの人が行動におこすことによって、この現状が改善されていきます。『だれかの役に立ちたい』という想いを小児がんの子どもたちを支えるチカラに変えることができるのがレモネードスタンド活動です」
同社によれば、活動の普及に力を入れている団体にレモネードスタンド普及協会と小児がん、AYA世代のがん啓発・研究プロジェクトのレモネードスタンドジャパンのWEBサイトを通じ、レモネードスタンド活動の説明や実際の実施方法についてわかりやすく紹介されています。 
「レモネードスタンド活動で集めた募金は、上記の2団体から2014年にNPO法人として発足した日本小児がん研究グループ(JCCG =Japan Children’s Cancer Group)へ寄付される仕組みがあります。JCCGは、小児がんの治療データを集めたり、薬や治療方法の開発、遺伝子研究を進めるための全国組織ですが、小児がん治療の開発には多くの資金が必要です。しかし、国や民間から集められたお金では、まだまだ足りていないのが現状で、今後より一層のレモネードスタンド活動の推進が求められています。
 弊社は、社会貢献の一環として全国でのレモネードスタンド活動の推進を通じて、小児がん支援を行なっていきたいと思います。一緒に活動をしてくださる企業も広く募集いたします」と協力を呼び掛けています。

<CNJ MAIL NEWS Vol.25から>
「あなたの声が社会を動かす」〜第9回 Over Cancer Together(OCT)主催の
がんサバイバースピーキングセミナー参加者募集
2013に米国のリブストロング財団(https://www.livestrong.org/)と米国がん協会(https://www.cancer.org/)が、キャンサーサバイバーの草の根運動を支援する世界的な活動の一環として始まったOver Cancer Together(OCT)が、第9回がんサバイバースピーキングセミナーの参加者を募集しています。セミナーは、キャンサー・サバイバー(=がん患者、経験者とその家族、遺族、ケアをする人など)が自身の声を発信し、人の心・社会を動かす活動を行う際に必要な技術・知識を、講義だけでなく実践を通して学ぶものです。

「趣旨に賛同した日本の多数の団体が協力しながら、スピーキングセミナーやキャンサー・サバイバー・フォーラムの開催など様々な活動を行ってきました。これまでこのセミナーに参加した方のなかには、その後、患者支援やアドボカシー活動を始められた方、さらに国や自治体のがん対策推進協議会のメンバーになられた方もいらっしゃいます。ここで出会った仲間と繋がり、さらに活動の幅が広がります。全国のがんサバイバーが参加しやすいように、遠方の方には交通費の一部助成があります。この機会に是非ご参加ください」(主催者)
開催日時:5月22日(月)〜6月9日(金)…インプットセッション(オンライン視聴期間)/6月10日(土)10時〜16時30分…ワークショップ (Face to Face) 
 ワークショップでは、事前に約3分のスピーチ原稿を作成してきていただき、それを元にワークショップを行い、原稿を完成させ、最後全員の方に発表いただきます。
会場:6月10日東京ウィメンズプラザ視聴覚室
https://www.twp.metro.tokyo.lg.jp/outline/tabid/136/default.aspx
※ コロナ感染拡大等の影響で、急遽オンラインに変更になる場合があります。その場合、6月1日までに連絡します。 
定員:最大30名(応募者が定員を超える場合はエッセイ、疾患、年代、地域等のバランスを見て選考させていただきます)
受講料:無料交通、宿泊は自身で手配)
■プログラム
<インプットセッション>
1.『OCTについて』國村三樹氏
2.『医療者からキャンサーサバイバーに期待すること』山内英子先生
3.『国の政策を知りがんサバイバーが出来るロビー活動』天野慎介氏(一般社団法人グループネクサスジャパン理事長)
4.『がん患者が発信するうえで気をつけなければならない“がん”のこと』勝俣範之先生(日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科教授)
5.『メディアを有効に活用するために』橋本佐与子氏(MBS毎日放送報道局 ディレクター)
6.『体験を伝えるコツと大切なこと』久田邦博氏(プレゼンテーションスキルコーチ・しあわせです感謝グループ代表)
<ワークショップ>(*変更になる場合があります)
挨 拶/アイスブレイキング/OCT卒業生からのメッセージ/ワークショップ事前の宿題 グループ内で共有/ワークショップ/発表(一人3分で発表)/修了証授与/総評 (ゲスト、オブザーバーより)
■申し込み:https://www.octjapan.jp/new/2023-03-31/2540.html

『卵巣がんとともに歩む〜治療、アピアランスケアの理解を深める』セミナー
5月23日にキャンサーネットジャパンとアストラゼネカ共催で開催
キャンサーネットジャパンとアストラゼネカが、5月23日に『卵巣がんとともに歩む〜治療、アピアランスケアの理解を深める』セミナーを開催します。
 卵巣がんおよびアピアランスケアの専門家からのレクチャーに加え、治療に対する理解を深めるためのポイントやアピアランスで、ケアの実情をテーマに、患者さんを交えたトークセッションも実施します。手術や薬物治療において、専門医がどのような考えに基づいて治療選択を行っているのか、アピアランスの悩みにどう対処したら良いのかなど卵巣がんに対する理解を深めていただく内容です。詳細は以下の通りです。
■登壇者:本橋卓先生(東京女子医科大学 婦人科)藤間勝子先生(国立がん研究センター中央病院・アピアランス支援センター長)吉田ゆり氏(がんと働く応援団代表理事)
トークセッションファシリテーター 増田 美加 氏(女性医療ジャーナリスト・BEC 乳がん体験者コーディネーター)
■開催日程:5月23日(火)18時30分〜20時10分
■場所:オンライン
■参加費:無料
■共催:NPO法人キャンサーネットジャパン/アストラゼネカ株式会社

CNJが脳腫瘍の子供たちへより良い治療を選択できるよう寄付を募集中!
CNJ(キャンサーネットジャパン)が、保険診療が実現するまでの間、小児脳腫瘍の診断に必要なメチル化アレイという遺伝子検査の高価な解析費用を支援するため寄付を募っています。
 「脳腫瘍の子供たちが遺伝子検査を受けて適切な治療を受けることができるよう、皆さまからの温かいご支援をよろしくお願いいたします」(CNJ)
詳細は、https://congrant.com/project/cnjdonation/5614 で。

CNJがん情報ステーション〜がん体験者アロマテラピー講座
キャンサーネットジャパンでは、CNJのミッションに基づき、がん体験者やCNJプロフェッショナルボランティアによる、患者・家族・医療者向けの少人数での講座を、5月から再開します。
「本講座は毎月1回で12回コースですが、どこからはじめても構いませんし、1回だけの受講でも十分お楽しみいただけます。参加費は、テキスト・材料費、ハーブティ付きで1回2500円です」(CNJ)
■開催日:5月27日(土)13時30分〜15時30分(テーマ:デトックスアロマ) /6月24日(土)13時30分〜15:30(テーマ:心と身体に効くアロマ) /7月22日(土)13時30分〜15時30分(テーマ:睡眠)
■詳細な内容と申し込み:https://www.cancernet.jp/station/tokyo/aroma 

PAGE TOP