日本有数の温泉地として知られる鹿児島県指宿市に2011年1月、九州初の粒子線治療専門施設として誕生してから12年間で治療症例実績5598件のリゾート滞在型がん治療施設のメディア国際陽子線治療センターが、4月8日午後19時から日本テレビで放映された『世界一受けたい授業〜ニッポン復活ベスト10』で紹介されました。
『なぜ日本の病院に?世界に誇る日本の医療』のタイトルで、リゾート滞在型がん治療施設として紹介されたもので、同センターの永田良一理事長をはじめ専門医、治療のために来日した外国人が笑顔で退院する模様が報道されましたが、がんが多発する時代にあって、この番組は、がんの患者さんや家族にとってもきっと朗報に違いありません。
ちなみに同センターによれば、最新の治療症例実績(2011年1月〜2023年3月31日現在)は5598件(前立腺2833、肺659、肝・胆管800、リンパ節など転移361、脾348、頭頸部229、骨軟部128、腎31、早期乳がんの非手術治療15、外国人含む乳がんの術後照射3、その他191)とのことです。
メディポリスの特徴は、http://medipolis-ptrc.org/feature/で詳細に紹介され、陽子線治療施設として一般社団法人メディポリス医学研究所メディポリス国際陽子線治療センターが開設された経緯は理事長の永田良一さんが述べ、陽子線治療については、http://medipolis-ptrc.org/treatments/ で詳述されていますので参照ください。
「陽子線照射による身体的な負担はほとんど無いので、外科的手術が困難な全身状態の良くない症例や高齢者に対しても、比較的安全に治療を実施することができます。1回の治療時間は位置合わせなどを含めて10~30分程度で、特に入院する必要はなく、外来での治療が可能」(同センターのHPから)
なおメディポリス国際陽子線治療センター(鹿児島県指宿市)のほか、国内17か所に治療相談窓口があり、各窓口では治療に関する相談・問い合わせを受け付け、治療に関してはメディポリス国際陽子線治療センター(鹿児島県指宿市)で行われます。詳細は、http://medipolis-ptrc.org/center/consulting/で。(文・山本武道)