がん闘病記『がんになっても、しあわせ』を綴られた『がんサロンCancerおしゃべりCafé』を主宰する水戸部ゆうこさんにお会いしました。
「44歳の時にドクターから肺腺がんのステージ4と宣告され、ものすごい衝撃を受けました。当時、二人の子供が小学2年生と5年生でしたし、それに仕事もフルタイムでしたので、“奈落の底に落ちた”というのが正直な心境でした」と当時を振り返り語る水戸部さんを、『週刊がん もっといい日』が取材し、執筆した内容を本日、以下に掲載いたしました。https://weekly-gan.com/729/を参照ください。
がんの告知を受けた水戸部さんは、“奈落の底に落ちた”とまで思ったものの、さまざまな出会いで罹患後5年が経過した今も、闘病生活を送られています。その水戸部さんは、『がんサロン~CancerおしゃべりCafé』を運営し、毎月、小平市と東京の千代田区で会合を開催していますが、特に千代田区のおしゃべり会は、会が終わってから参加者でお風呂に入っておられるとお聞きしました。
「お風呂に入ったことで気持ちがゆったりとした気分になり、話がはずむんですね。会を立ち上げて良かった」(水戸部さん)
お風呂のことといえば、本欄で私の母のことを紹介させていただいたことがありきましたが、母は30歳で子宮がんを患い、七度のがん手術をして88歳まで生きました。中でも乳がんの手術では、左の乳房を全摘しましたが、現在市販されているような下着はなく、自分で棉を詰めた自前のブラジャーをつけて毎日勤務先に出掛けていました。
水戸部さんのお話をお聞きして、がん患者さんが定期的に集まっておしゃべりをして、しかも一緒に入浴しているー母が聴いたら、即『私も参加したい』となったでしょう。医療知識もなく両親をがんで亡くしたことは残念ではありますが、でもこうして『週刊がん もっといい日』の編集長として、多くのがん患者さんと出会えて、そして水戸部さんとも出会い、素晴らしい笑顔と心に触れられたことに感謝しています。
取材させていただいた内容は、https://weekly-gan.com/729/に掲載いたしました。
なお水戸部さんが、がんに罹患されて以後の5年間に及ぶ闘病生活と活動の詳細は、闘病記『がんなのに、しあわせ』をご一読ください。 https://www.masterpeace.co.jp/works/good_book20230417/
さて今週もまた、皆さまにとって「もっといい日」でありますように…。
『週刊がん もっといい日』編集長・山本武道