がん患者さんと家族のためのWEBサイト

がんサバイバー・クラブ情報 がん患者さんや家族を支援し地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指すチャリティ活動『リレー・フォー・ライフ』に参加しましょう

 いつの時も…、どこの場所でも…、リレー・フォー・ライフは変わりません…。「今年も逢えたね♬」「また、来年も会いましょう」の合言葉を胸に、1年を通したチャリティ活動「リレー・フォー・ライフ」が、今年も全国各地で始まっており、6月24日には12時〜19時からRFLJ八戸(青森県 八戸まちなか広場「マチニワ」)で行われます。
 リレー・フォー・ライフとは、1985年に一人の医師がトラックを24時間走り続け、アメリカ対がん協会への寄付を募りました。 「がん患者は24時間、がんと向き合っている」という想いを共有し支援するためでした。ともに歩き、 語らうことで生きる勇気と希望を生み出したいというこの活動を代表するイベントは、現在世界約32ヶ国、 約4500ヵ所で開催され、年間寄付は300億円にのぼります。

<好評連載シリーズ>
村本高史の「がんを越え、”働く”を見つめる  第15回 ダイバーシティ&インクルージョン ~世代の枠を超えてhttps://www.gsclub.jp/tips/20846
木口マリの「がんのココロ」第70回 旅立った兄からのおくりもの 
https://www.gsclub.jp/tips/20836

<イベント紹介>
第19回ミニウオーク&ラン フォー ブレストケアピンクリボンウオーク 2023
 日本対がん協会は、今年も「ピンクリボンウオーク」を後援&応援しています!オンラインで行うピンクリボンウオークは、アプリを活用して全国どこからでも参加可能です。乳がんを知るための一歩、知らせるための一歩、支えるためにもう一歩。フィナーレイベントは7月1日(土)第31回日本乳癌学会学術総会の会場です!
■開催日:2023年6月1日~7月1日
■参加形態:オンライン(GPSアプリTATTA活用)
■参加費:1000円
■ウォーク&ラン:1㎞、10㎞、30㎞
■共催:第31回日本乳癌学会学術総会・認定NPO法人乳房健康研究会・認定NPO法人ハッピーマンマ
■後援:公益財団法人日本対がん協会 等
■詳細・申込み(エントリー〆切:6月30日)https://pinkribbonwalk.breastcare.jp/

第21回乳がん市民フォーラム in さいたま『乳がん診療をささえあう~みんなはひとりの患者さんのために』
■開催日時:2023年6月25日(日)13時~16時
■会場:大宮ソニックシティ大ホール(オンラインで参加の場合、事前登録が必要)
■主催:NPO法人埼玉乳がんケア・サポートグループ/中外製薬株式会社
■後援:公益財団法人日本対がん協会など
■詳細・申込みhttp://www.sbccsg.org/info/category/forum

 がんから考える職場の心理的安全性とは? ~みんなの幸せのためにわたしたちができること~
 日本対がん協会の休眠預金活用事業パートナー団体であった、一般社団法人CSRプロジェクトのイベントが7月12日にオンラインで開催されます。テーマは『がんから考える職場の心理的安全性とは?~みんなの幸せのためにわたしたちができること』。 ■開催日時:2023年7月12日(水)14時~16時35分予定(研修終了後に参加者交流会も予定)
■場所:ZOOMミーティング
■参加費:無料
■定員:100名(先着順)
■対象:企業にお勤めの方対象
■主催:一般社団法人CSRプロジェクト WorkCAN’s 
■詳細:https://www.facebook.com/photo/?fbid=693171122819680&set=pcb.693171296152996
■参加申込フォーム:https://ws.formzu.net/fgen/S44093076/

<日本対がん協会患者家族支援>
◇がん相談ホットライン
■相談受付:毎日(年末年始を除く)10~13時、15~18時
■相談料:無料(通話料は相談者のご負担となります)
■詳細(予約不要):https://buff.ly/3Y4VUc2
◇社会保険労務士による「がんと就労」電話相談
相談料:無料(通話料は相談者のご負担となります)
■詳細・申込み(事前予約制):https://www.jcancer.jp/consultion_and_support/work_support  
がんサバイバー・クラブメールマガジン第119号から)

「肺がんの早期診断・早期治療は生存と医療費の観点から重要」

アストラゼネカ、京都市・京都大学が、がん検診受診率や肺がん患者さんの治療パターン、予後などのデータを解析・調査した共同研究結果を発表

 アストラゼネカ株式会社と京都市は、京都大学およびヘルステック研究所と共同実施している京都市におけるがん検診受診率や肺がん患者さんの治療パターン、予後などに関する行政医療データを解析・調査するための共同研究で、「肺がんの早期診断・早期治療は生存と医療費の観点から重要」との結果を発表しました。共同研究は、肺がん領域における京都市民の健康増進や更なる医療の質向上を目指すべく、2021年5月に京都市と合意した覚書( https://www.astrazeneca.co.jp/media/press-releases1/2021/2021052801.html )に基づくもの。
 発表によれば、京都市が保有する統合データ(国民健康保険及び後期高齢者医療制度加入者の医療レセプト、健診結果、介護認定情報、介護レセプト等を統合したデータベース)を用い、2013から2018年度に京都市で肺がんと診断され、治療を受けた患者のうち、2年以上の観察期間を有する2,609名を対象に、初発の非小細胞肺がん患者で初回治療が手術療法であったグループ(手術群)と、それ以外の治療(非手術群:薬物療法もしくは放射線療法)に分け患者の背景、生存期間、初回治療後の総医療費について解析・調査しました。
 研究対象患者2,609名のうち手術群は1,035名、非手術群は1,574名でした。非手術群は、手術群と比べて高齢で男性の割合が高く介護度も高い傾向があり、5年後における生存率は、手術群で75%に対し非手術群は25%未満でした。生存期間に応じた総医療費では、治療後6ヶ月の時点で手術群の中央値2,409千円(四分位範囲 2,064 – 3,224)に対し非手術群の中央値2,951千円(1,600 – 4,706)となり、その後、生存期間が延びるにつれて、手術群、非手術群ともに総医療費は増加傾向であること。さらに4年後までの総医療費では、手術群の中央値5,257千円に対し、非手術群の中央値10,202千円でした。
 この研究の結果、早期発見・早期治療が生存の観点からも医療費の観点からも重要であり、改めて早期発見と早期治療の重要性を理解する上で重要なデータが示されました。アストラゼネカの執行役員でメディカル本部長の田中倫夫さんは、次のように述べています。
「アストラゼネカでは『患者さんを第一に考える』を企業バリューのひとつとして肺がんの早期診断に取り組んでいます。今回の調査結果から、早期発見により手術を受けることができた患者さんにおいては、術後の経過が良好であり、総医療費においても負担が少ないことが示されました。
 今回の結果に加え今後の更なる解析により、肺がんの早期発見・早期治療に寄与することで医療に関連する様々な課題解決に貢献できると期待しています。引き続き本共同研究を通じた産学公の連携により、京都市民の健康増進の一助となれるよう努めてまいります」
 京都市の門川大作市長は、「日本人の死因トップとなる、がんの中でも死亡者数が最も多い肺がん。その早期発見・早期治療の大切さが、本市の有するデータによって改めて明らかになりました。本研究成果は、京都の強みでもある産学公連携の賜物。アストラゼネカ株式会社はじめ関係者の皆様に、心から感謝申し上げます」と述べています。
 京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 予防医療学分野の石見拓教授は、「自治体の持つビッグデータに含まれる価値を十分に引き出し、社会へ還元するためには、今回のような産官学民連携した取り組みが不可欠であり、こうした取り組みを継続できる体制の構築を目指しています」とコメントしています。

 「本共同研究では、すでに京都市との間で研究期間の延長が合意されており、同市における肺がん検診の受診率や治療パターン、予後など行政医療データをさらに詳しく解析・調査してその結果を発表していく予定です」(アストラゼネカ)

デットクス社が主催し、がんと闘う患者さんへ6月25日に専門医によるオンラインセミナー『グローバル時代のがん治療への向き合い方』開催
 日本国内にない海外特殊検査の導入、治療方法の情報を提供する株式会社デトックスは、6月25日に『グローバル時代のがん治療への向き合い方』と題して、がんと闘う患者さんや家族に向けたセミナーを開催します。セミナーのポイントは次の通り。ポイント1:抗がん剤治療への不安をなくし、効果の判定に役立つ検査をご紹介抗がん剤は体内に投与後、ヒトの肝臓により代謝活性化されないと効果がでません。また、代謝する遺伝的個性により早く代謝しすぎると薬剤効果がでる前に排出され、逆に代謝遺伝子が弱いといつまでも薬剤が残り副作用などに影響します。効果判定に役立つ海外検査を受けることで、それぞれのがん細胞に対しどの抗がん剤が効果をだし、代謝機能にも合致するかわかったうえで抗がん剤治療を受けられるメリットがあります。これが海外で行われるCTC検査です。
ポイント2:腫瘍が切除できたからといってがんが消滅したわけではありません!腫瘍とがんは別物で、「腫瘍」とはがんが作った腫れものです。一方、「がん」とは変異した自身の細胞で、がんを生み出す幹細胞とがん開始細胞があり、転移と再発を引き起こす元凶になっています。がんの遺伝子にスイッチが入ったとき、転移と再発がはじまります。要因となるがん開始細胞の有無や悪性度、転移、再発能力まで手をのばして検証することが根本的な治療につながるメリットです。
 このがん開始細胞が幹細胞の要素をもったCTC循環腫瘍細胞となり、CTC検査をおこなうことによってがんの姿が明確に判明し、治療対処が検討できるようになります。このCTC検査により、ポイント1とポイント2の検査と治療内容がカバーできます。<セミナー概要>
■開催日時:2023年6月25日(日) 14時~16時
■場所:Zoom配信
■参加費:1000円
■申込み:https://detox-cancer.peatix.com/
<セミナー監修>
◇喜多村邦弘(喜多村クリニック院長):外科医としてがん治療に携わる。最近注目されている循環腫瘍細胞CTC検査により、腫瘍微小環境の側面から悪性腫瘍の特徴を把握し、一人ひとりに合ったがん治療法を提案している。
◇前田裕輔(グランプロクリニック銀座院長):老化治療やがん治療を専門とする内科医であり、国内外から最新の医療を厳選して個別化医療を提供している。豊富な選択肢から、最善の決断ができる医療を心掛け、日々の診療や事業に務めている。
■司会、進行、講師:臨床CTC研究会事務局 北原 健

<株式会社デトックス概要>
■所在地:東京都千代田区平河町1-6-15 USビル 301
■URL: https://detox.jp/
■代表者:北原 健
■事業内容:日本国内にない海外特殊検査の導入、治療方法の情報提供

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