つい最近、といっても1月4日のことでしたがNHKテレビでハワイアンミュージックとフラダンスの特集を見る機会がありました。ホノルルには、コロナが発生する以前は、薬剤師さんと共に輸液療法を学ぶセミナーを主宰していた関係で、毎年訪問し、宿泊先のホテルやレストランで演奏を聴いていましたから、改めてハワイアンミュージックの素晴らしさを思い出した次第です。
ところで私ごとで恐縮ですが、昨年5月に大学の後輩がリーダーの軽音楽サークルに加入し、月2回の練習に参加してきました。そして地元のクリスマスコンサートに出演しましたが、人前に立つのは数十年ぶり。大学時代には当時、行われていた大学対抗バンド合戦の予選会に出たり(予選落ち)、大学祭への出演、女子大学のハワイアンバンド部との交流、夏休みになるとビアガーデンや地方の施設への慰問活動等々…もちろん本業の授業にも出席していましたから、けっこう忙しくしていました。
その時のメンバーは、大学を卒業後、ちりぢりになり今は何をしているのかは分かりませんが、近くに住む後輩が声をかけてくれたのが軽音楽サークルでした。問題はどのような楽器を担当するかでした。ギター三人、ウクレレ二人、ベース一人、キーボードを担当される方もおられましたから、「さて私は何をしたらよいか?」迷ったあげく、学生時代に担当していたギターをやろうと思いましたが指が動かず断念。その代わりに、メンバが唯一やっていないスチールギターの勉強を見ようみまねで始めました。
ハワイアンミュージックは、古い話ですが、ハワイアンバンドの大橋節夫さんやバッキー白方さんに憧れ、かつて東京・銀座にあった、確か『タクト』といったお店によく通い、生の演奏に夢中になったことがありました。しかし大学を卒業して数十年が経ちましたが、楽器を使用することはありませんでした。
それが、たまたま千葉市に住む後輩から「先輩、久しぶり。いま、地元で軽音楽グループを3年前から結成しリーダーとして楽しくやっています。一緒にやりませんか?」と誘われて、それならばと、町の骨董市で購入した8本弦のスチールギターを引っ張り出して練習をはじめました。
そんなことから始めたサークル活動でしたが、新年からは打楽器に加えてスチールギターを担当することに決め練習中です。さてどうなるやら…この先は分かりませんが、コロナ禍が収束したあかつきには、ビアガーデンへの出演もありかな?とは思っています。
そして、コロナが発生する以前に毎年、訪問していたホノルルで毎日耳にしたハワイアンミュージックを聴きたいのと、在宅医療セミナーの再開を計画しようとも思っています。
さて今年もまた、皆様にとって「もっといい1年」でありますように…。
『週刊がん もっといい日』編集長 山本武道