がん患者・家族主体のがん医療の普及・啓発を⽬指す認定NPO法⼈キャンサーネットジャパン(CNJ)は、乳がん医療について科学的根拠に基づいた正しい知識を身につけたいと考えている方(主に乳がん体験者)に向けて9月に開講する『第19期 乳がん体験者コーディネーター(Breast cancer Experienced Coordinator:BEC)養成講座』の受講申込を、7月1日から開始しました。
「近年、本邦において乳がん罹患数は年々増加しており、2022年の罹患予測は、94,300人(国立がん研究センターがん情報サービス がん統計)と言われています。インターネットの普及により、患者は簡単に医療情報にアクセスできますが、ネット上の情報は玉石混交で正しい情報を見極めるのは簡単ではありません。また、乳がん治療はがん遺伝子の研究、新規薬剤の登場などにより、より複雑になってきています」(CNJ)
同講座は、がん対策基本が施行された2007年4月1日に開講し今年で第19期目。乳がんと診断されたことにより直面する課題を解決に導く既存の信頼性の高い情報にアクセスし提供できる能力を習得することを目的としています。総監修の昭和大学臨床ゲノム研究所の中村清吾所長のもと、前期講座では日本の乳がん治療をけん引する⼀流の講師陣による19の講義を用意。オンデマンドでの配信のため何度でも繰り返し視聴し、学ぶことができ流のが特徴。前期プログラム修了試験合格者には、後期プログラムとして少⼈数による実践的カリキュラムも用意されています。
これまでの受講者は600名以上となり、患者・患者家族のみならず医療従事者(看護師・薬剤師)、ジャーナリスト、保険・製薬会社勤務者、美容関係者(美容師・ネイリスト)など多岐にわたり、現在全国で 286名の乳がん体験者コーディネーターが啓発活動や患者会運営、ピアサポートや講演活動などで活躍しています。
「この講座を通じ、がん患者ががんと共生していく社会の構築の一助になれれば、と願っています」(CNJ)
◆前期プログラム講座一覧
◆後期プログラム講座一覧
■パンフレット: https://www.cancernet.jp/wp-content/uploads/2023/06/bec_a3.pdf
■詳細・申込み:https://www.cancernet.jp/training/bec
◆認定者活動⼀覧:https://www.cancernet.jp/training/beccin-activity
『希少がんみんなで相談Q&A』7月19日にオンライン開催で第5回GIST(消化管間質腫瘍)
NPO法人GISTERSと国立がん研究センター希少がんセンター・希少がん中央機関では、7月19日にオンラインZoomウェビナー『希少がんみんなで相談Q&A』の第5回GIST(消化管間質腫瘍)を開催します。
「希少がんみんなで相談Q&A」とは、診断、治療など病気に関する患者さんの質問に対して、講師である希少がん診療・研究に携わっている医師が一般化して回答します。 参加されている患者さんや家族、一般の方と共有することによって病気を知り、学ぶことによって自分自身の病気について整理され不安が 軽減されるだけでなく、患者さんと患者さん同士、患者さんと医療をつなぐ希少がんの架け橋の役割も目指しています。患者さんをはじめ、その家族の方、医療者、希少がんなどについて学びたい方など、どなたでも参加できます」
詳細は以下の通り。
■開催日時:2023年7月19日(水)18時30分(18時開場)~20時
■開催方法:オンラインZoomウェビナー
■事前申し込み:7月19日(水)まで
■参加費:無料(誰でも可)
■定員:500名
■申し込み先:https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_KpYNnphMQFC6PWLNXjxD1w
■事前質問締切り:7月12日(水)まで(患者さんや家族限定)
■プログラム
◇開会挨拶・進行:西舘澄人(NPO法人GISTERS理事長)
司会:櫻井公恵(NPO法人GISTERS副理事長)
◇Q&A:西田俊朗(地域医療機能推進機構大阪病院病院)内藤陽一(国立がん研究センター東病院総合内科長、先端医療科)平野秀和(国立がん研究センター中央病院消化管内科 )
閉会挨拶:加藤陽子国立がん研究センター希少がんセンター・希少がん中央機関
■主催:NPO法人GISTERS/国立がん研究センター希少がんセンター・希少がん中央機関
■問い合わせ内容
◇ホームページに関すること:公開されている動画に関すること/セミナー・イベントに関すること/希少がんセンター待合の掲示物、書籍に関すること/患者会支援団体に関すること/「MASTER KEY プロジェクト」に関することなど
*希少がんの診療に関することは全国に設置されている「希少がんホットライン」、がんの療養生活全般に関することは「がん相談支援センター」も活用ください。
■問い合わせ先
◇メール:希少がんセンター事務局(rcc-office@ml.res.ncc.go.jp)
◇電話:希少がんセンター事務局(03-3542-2511内線:3578平日9時~17時)
■関連リンク◇国立がん研究センター希少がんセンター:https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/rcc/index.html
◇国立がん研究センター希少がんセンター公認FACEBOOK (外部にリンクします)https://www.facebook.com/rarecancer/
頭頸部がん患者と家族の会Nicotto(ニコット)が7月30日にニコッと笑顔で『世界頭頸部がんの日〜頭頭部がん患者による頭頸部がん啓発イベント』
■開催日時:2023年7月30日(日)13時〜16時
■プログラム
第1部講演
◇『わかりやすい頭頸部がんのお話』古本世一(国立がん研究センター希少がんセンター/中央病院頭野部外科料長)
◇『一緒に考えます!がん相談支援センター』坂本はと恵(国立がん研究センター東病院サポーティブケアセンター副センター長)
第2部:『頭頭部がん・あるあるディスカッション』
<パーソナリティー>
・福智木蘭(ムーラン)(頭頸部がん患者と家族の会Nicotto会長)
・水元 尚(頭頸部がん患者と家族の会Nicotto副会長)
<アイウエオ順>
渥美純子(一社)キャンサーペアレンツ会員)跡部涼子(頭頸部がん患者と家族の会Nicotto会員)五十嵐 亮(一般社団法人キャンサーペアレンツ会員)小島貴子(頭頸部がん患者と家族の会Nicotto会員/一般社団法人キャンサーフィットネス会員)清水敏明(Japan for LIVESTORONG 共同代表)杉谷茂治(口腔・咽頭がん患者会役員)多和田奈津子(一般社団法人 グループ・ネクサス・ジャパン理事)堀米ふみ子(一般社団法人 キャンサーペアレンツ会員)眞島喜幸(一般社団法人 日本希少がん患者会ネットワーク理事長)吉本世一(国立がん研究センター 希少がんセンター/中央病院頭頸部外科長)坂本 はと恵(国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター副センター長)加藤陽子(国立がん研究センター希少がんセンター)
■主催:頭頸部がん患者と家族の会Nicotto(ニコット)
■共催:国立がん研究センター希少がんセンター/NPO法人がん患者団体支援機構/(一社)日本希少がん患者会ネットワーク■後援:楽天メディカル株式会社/株式会社アデランス/株式会社猫
■協力:(一社)グループ・ネクサス・ジャパン/(一社)キャンサーペアレンツ(一社)キャンサー・フィットネス/(一社)希望を未来につなぐプロジェクト/口腔・咽頭がん 患者会
横浜こどもホスピスプロジェクト、11月23日に開所2周年の記念講演会
認定NPO法人横浜こどもホスピスプロジェクトが運営する、全国で2例目のコミュニティ型こどもホスピス『うみとそらのおうち』の開所2周年を記念した講演会が、11月23日に関東学院大学(神奈川県横浜市)で開催されます。詳細は次の通り。
■開催日時:11月23日(祝・木)
■会場:関東学院大学(神奈川県横浜市)
■演者:紅谷浩之(オレンジホームケアクリニック理事長・在宅医療専門医)/細谷亮太(聖路加国際病院顧問・そらぷちキッズキャンプ理事長・横浜こどもホスピスプロジェクト理事)
■認定NPO法人横浜こどもホスピスプロジェクト:https://childrenshospice.yokohama/
■連絡先:TEL045−353−3153