がん患者さんと家族のためのWEBサイト

アナログからデジタル時代へ写真が映し出す素晴らしい“笑顔”

私ごとで恐縮ですが、ある日、アルバムの整理をしていたら懐かしい笑顔の母とのツーショット写真を見つけました。小学生時代の頃のものでしたが、誰に撮影していただいたのかは分かりません。写真を見つめていたら、いつしか、いろいろな思い出が蘇りました。

むろんその時代はカラーではなくて、すべてモノクロで何枚かは色が黄色くなり消えかかっていた写真もありましたが、そして高校生時代に初めて買ってもらった二眼レフのカメラを片手にやたらと撮影しまくったことも思い出していました。

1枚の写真には、たくさんの思い出が写り込んでいますし、走馬灯の如く艶やかにカラーで蘇ってきましたが、今やデジカメ時代の到来で、徐々にアナログカメラを使用する機会がグッと減り、DPEショップに出かけることが少なくなりました。

1990年、私は小さな出版社にスカウトされ、単行本や雑誌の取材活動に携わり様々な体験をしました。中でも、とても楽しかったのがデジタルを駆使した写真ビジネスの月刊誌の編集でした。画素とは何なのかまったく知識がないままでしたが、フィルムレスの世界に入り込み、35万画素のデジカメをカシオさんから借り受けて取材した世界は、私にとっては驚きの連続だったのです。

東京・有楽町に開設するメイク&フォトスタジオ

それから33年後のつい最近、東京・有楽町をはじめ3か所に「美」「写真」「エンターテイメント」が融合した新たな写真文化を創造するメイク&フォトスタジオを運営する一人の女性オーナーに出会いました。「私たちはすべての女性に、“夢と感動”を創造します」として、たくさんの女性たちの笑顔が満載のアルバムを、オーナーから見せていただきましたが、思わず「宝塚のタカラジェンヌを撮影した作品ですか?」と聞いてしまいました。

「いいえ違います。すべて一般の方たちですよ」「え〜!」

 いただいたパンフレットには、郡山で開催されたピンクリボンの催事への出張事例が紹介されていましたが、このスタジオは1997年にオープンしたそうですから今年で26年目。そこでオーナーに、いろいろとお聞きしました。詳細は、次号の“温もりインタビュー”欄で、ご紹介いたします。
 さて今週もまた、皆さまにとって「もっといい日」でありますように…。
              『週刊がん もっといい日』編集長 山本武道

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