がん患者さんと家族のためのWEBサイト

オンラインがん相談サービのZINE、3月11日開催の若年がん患者向けイベント運営に参画

 オンラインがん相談サービス「CancerWith」(https://cancerwith.com/を運営する株式会社ZINEは、AYA世代のがん啓発イベント『若者の街渋谷から発信!一緒に知ろう、ともに考えようAYA世代のがんのこと』(主催:認定NPO法人希望の会)の運営として参画します。
 オンラインがん相談サービス「CancerWith」は、がん患者や家族が、24時間いつでも匿名で専門家に相談できるサービス。主に30〜50代の働くがん患者の治療・生活の悩みを看護師・社労士といった専門知識を持つアドバイザーが寄り添い解決する。患者さまや家族が自分らしく生きられるようサポートする。無料で1件まで相談でき、月額770円(税込)で無制限利用可能。

 AYA・AYA世代のがんについて主催者は、次のように紹介しています。
 「AYA(Adolescent and Young Adult)とは、日本では15~39歳の若者層を指します。現在、日本では2人に1人ががんに罹ると言われており(※1)、すべての人にとって身近な病気となってきています。医学の進歩によりがんの生存率は上昇傾向にあり、AYA世代の相対生存率は高い傾向にありますが(※2)AYA世代の方へのがんサポートがまだまだ整っていない現状があります。AYA世代は受験、就職、恋愛、結婚、妊娠などライフイベントが多く、変化を体験する年代です。

 経済面では、18歳未満と40歳以上の経済的な助成制度はありますが、AYA世代が抜けており、国からの経済的な支援が乏しく、経済的困難を抱えている人も少なくありません。また治療以外にもさまざまな問題が挙げられ、周囲から孤立したように感じる悩み、学業や仕事を継続できるかという不安、将来結婚して、子どもをつくることができるかといった妊よう性の心配もあります。プライベートでセンシティブな悩みが多いため、本音で相談できる場所、サポートが必要になります」
<引用>
※1:国立研究開発法人国立がん研究センター:がん情報サービス「最新がん統計」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
※2:国立研究開発法人国立がん研究センター:がん情報サービス「年次推移」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/annual.html
■イベント概要(
https://ayashibuya.studio.site/
今回のイベントでは、AYA世代がん支援に注力する団体代表、医師、看護師などの豪華ゲストが多数参加しセッションが催され、スポンサーとしてがん患者サポートに精通する製薬企業、生命保険会社、財団に共催、協賛いただきます。
■開催日時:3月11日(土)11時〜19時
■会場:渋谷ヒカリエ9F/ヒカリエホールホールB(東京・渋谷区)
■参加方法
◇現地参加:予約不要・入場無料
◇オンライン参加:Zoomウェビナーのお申し込み
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_TPfrbCNbR-y2Rcchl07KIA
■主催:認定NPO法人希望の会 https://npokibounokai.org

キャンサーネットジャパン発
3月は大腸がん啓発月間〜動画と啓発グッズ案内
 12月10日(土)に開催したオンライン市民公開講座「大腸がん患者さんとご家族に知ってほしいこと〜共に歩むために〜」のアーカイブ動画が公開されました!医療者による講演のほかに大腸がん患者さん、患者さんのご家族による体験談、登壇者全員のトークセッションもあります。大腸がんの患者さんとご家族がともに歩んでいくために、どうすればいいか。この動画を見ながらいっしょに考えてみませんか。動画の視聴は以下を参照。
https://www.cancerchannel.jp/post44150
■キャンサーチャンネルでは大腸がんに関する動画を公開しています。視聴は以下で。
https://www.cancerchannel.jp/posts/category/video/video-category/colon-cancer
■啓発シンボルのブルーリボンを身に着けて、大腸がん啓発をしてみませんか。啓発グッズ購入先は以下を参照ください。
https://cancernetjapan.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2792698&csid=6&sort=n

第13回男性乳がん患者の交流会『メンズBC』が3月11日にハイブリッド開催
 認定NPO法人キャンサーネットジャパンは、3月11日(土)に第13回男性乳がん患者の交流会『メンズBC』を、オンラインと会場のハイブリットで開催します。
 「2018年1月から、男性乳がんの方が気軽に集まれる会を開催しています。男性乳がんの罹患率は女性乳がんの1%弱と大変少なく、女性に比べ5~10歳程度高い年齢層に発症すると言われています。
 男性乳がん患者さんは人数が少ないため、「同じ男性乳がんの患者さんに聞いてみたいことがあっても、話をする機会がない」という声を聞きます。今回は初の試みとして、会場参加とオンライン参加のハイブリッドで開催したいと思います。ご自身の都合に合わせてご参加ください」(主催者)
■開催日時:3月11日(土)14時〜16時
■会場:東京ウィメンズクラブ視聴覚室C
■特別ゲスト:沢田晃暢さん(NTT東日本関東病院乳腺外科部長)
 趣味はスポーツ鑑賞(年齢的に参加して動くのはきつい)特にサッカーをこよなく愛しております。ドライブも大好きで、夜明けの、あの明るくなる空のもとを運転するのが大好きです。乳がんに関しては、診断、手術、治療とオールマイティに研究しております。疑問点は何でもお聞きください。
■参加費:500円
■オンライン参加:Zoom
■参加費:無料(要申し込み)
■対象者:悩みを共有したい・集まる場所がない・不安孤独・他の人はどうしてる?・仲間と話したい
■参加申込方法:https://www.cancernet.jp/mbc230311
■主催:認定NPO法人キャンサーネットジャパン
<キャンサーネットジャパンについて>
 1991年に乳がん患者向けパンフレットを翻訳し無料配布したのが当団体の始まりです。2001年にNPO法人として認定。私たちはNo More Cancer(がん撲滅・制圧)ではなく、知ることで希望を持ち、また「がんになっても生きがいのある社会を実現」を目標に、Know(≠NO)More Cancerをメッセージとして掲げています。
 がんの種類は多く、病期によって患者や家族が理解しておかねばならない情報が異なります。がん患者や家族が「知りたいこと」だけでなく、「知っておかねばならないこと」を届けることにより、患者が納得して治療に臨むことを支援しています。(情報提供:CNJ MAIL NEWS Vol.24)
小児がんなど重い病気と闘う子どもにアート介在療法で心のケア、国内26施設にビーズ・オブ・カレッジ導入
 小児がんや重い病気の子どもたちを支援する認定NPO法人シャイン・オン・キッズ(東京都中央区、理事長:キンバリ・フォーサイス)は、2023年1月1日より公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院 (大阪市北区)にアート介在療法であるビーズ・オブ・カレッジ プログラムを導入しました。2009年に茨城県立こども病院で、日本で初めて開始されて以来、国内26施設で実施されています。
 ビーズ・オブ・カレッジは、入院中の患児とその家族に対して治療ごとに意味のあるビーズをつないでいく「アート介在療法」のひとつです。アメリカで開発され、海外では多くの病院で標準治療となっています。シャイン・オン!キッズはビーズ・オブ・カレッジを展開できる組織として認証を受けた団体。
 「子どもたちは治療の過程を色とりどりのガラスビーズで記録していきます。例えば、輸血したときは赤いビーズ、髪が抜け始めたときは顔のビーズなど、処置や治療ごとに決められたビーズを、ビーズ大使である医療スタッフと会話をしながら子どもが自ら繋いでいきます。ビーズを繋ぐことを通して、自分が乗り越えてきた治療を振り返り、勇気や希望を実感し、自分の人生に自信を持ち、自己肯定感を高めます。自分に起きていることを可視化することで、客観的にとらえ周囲の人にも説明ができるようになります。
 このたび、近畿ブロックの小児がん連携病院の指定を受ける、公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院で、ビーズ・オブ・カレッジ プログラムの導入が決定しました。これにより、プログラム導入施設は国内で26ヵ所、大阪市では3病院目となります」(NPO法人シャイン・オン・キッズ)
 田附興風会医学研究所北野病院小児科の塩田光隆主任部長からは、次のようなコメントが寄せられています。
 「ビーズ・オブ・カレッジ プログラムを知ったのは、当院小児科所属の臨床心理士さんに紹介してもらったのが最初でした。これまでも当院でたくさんの小児の血液腫瘍疾患のこども達、そしてそのご家族と出会ってきましたが、ある日突然命に関わるような病気であることが分かり、突然それまでの生活とは全く違った入院生活が始まります。
 家族や友達と会えなくなり、いつ退院できるかもわからない、これから自分がどうなっていくかもわからない、という不安や苦しみを皆さん抱えられます。それでも前を向いて、病気や辛い治療に立ち向かっていかなければならないのですが、こどももご家族にとっても気持ちを切り替えるというのも非常に大変なことです。
 そのような状況にあるこども達に、気持ちを表現することが苦手なお子さんや、小さなお子さんにも取り組みやすいビーズ・オブ・カレッジ プログラムを通じて、医療スタッフと関係をつくりながら、こども達も医療チームの一員として治療に取り組み、一緒に頑張っている自分を認め、それを誇りに感じてもらい、そして治療へのモチベーションとなってくれることを期待していますし、また、こども達が頑張っている自分、頑張ってきた軌跡を誇る姿に、ご家族も勇気づけられることでしょう。
 入院治療が終わる頃には、これらの活動を通じて、こども達が自分の病気に、そして治療に立ち向かったことに対して自信を持ち、胸を張って生きていって欲しいと願います」

PAGE TOP