がん患者さんと家族のためのWEBサイト

「わさび」と「ごま」と「きなこ」の機能性表示食品に出会い食生活の需要性を再認識!

食品を中心とした展示会『スーパーマーケット・トレードショー』が開催されました

千葉市の幕張メッセ全館(1〜11ホール)を使用し、2月15日から18日の3日間、食品流通業界に最新情報を提供する商談展示会『スーパーマーケット・トレードショー2023』が開催されました。
2022年スーパーマケット白書によれば、全国に展開するSM(スーパーマーケット)は大中小合わせて店舗数22762、総販売額25兆2000億円というビッグ市場を形成しています。およそ109万人が働き、売り場面積800〜1200㎡の店舗における平日の1日平均来店客1500人(土日1800人)の健康創造へ一般食品、日配品、生鮮3品(野菜・果物、魚、精肉)、惣菜、非食品といった商品を取り扱い国民の食生活を支えています。

展示会は2046社・団体、3271小間の規模で行われ、近年では、健康寿命延伸ニーズの急増に伴い食の持つ機能を表示する食品が相次いで登場していますが、トレードショーに出品された数多い食品の中に、「わさび」や「ごま」「きなこ」の機能性表示食品が展示され来場者にアピールしていました。
 

 わさびの機能性表示食品を出品したのは、「わさび」や「しょうが」など各種調味料の製造・販売で創業94年になる加工わさびメーカーの金印株式会社。300年前の飛鳥時代に薬草として使用されてきた「わさび」から抽出した成分に抗酸化や認知症改善、育毛などの健康機能を見出し、2021年4月に機能性表示食品として消費者庁への届出が受理され、2021年9月から販売が開始されたものです。

わさびの機能性表示食品(金印)

 受理された機能は、『運動習慣の少ない中高年の認知機能の一部である判断力・注意力を向上させる』でしたが、この日に紹介された機能性表示食品は、ビフィズス菌を配合した『わさび&オリーブ』に『体脂肪を減らす』と『肌の潤いに役立つ膝関節の悩みを改善させる』。わさび成分を配合した化粧品もありました。
 もう一つ、来場者から注目された機能性表示食品を紹介しましょう。「ごま」の機能性表示食品として初めて開発された『だし香る ごまあえの素』と、脂肪燃焼効果のあるローズヒップ由来ティリロサイドを配合した体脂肪を減らす『黒ごまアーモンドきなこ』です。
 前者は1食7gあたりGABA18mgを配合し、機能は『血圧が高めの方に』。100gのゆで野菜に同製品7gを和えるだけで、GABAの1日摂取量を摂取できるのが特徴。

賑う「ごま」商品コーナー(真誠)

  後者は、ローズヒップのポリフェノールであるティリロサイドを含む食品を、12週間(0.1mg/日)摂取したところ、お腹周りの脂肪(皮下脂肪、内臓脂肪)が有意に減少することが確認されている機能性表示食品です。発売元は北名古屋市に本社を構える、「ごま」を中心とした食品メーカーの株式会社真誠。

 1961年創業の同社は、62年後の現在も「人々の健康を心から願い、そのこと自体に喜びを見出し、その達成に情熱を持ち続ける企業でありたい」を企業理念として“自然と健康”をテーマに、「ごま」を通じて人々の健康促進に役立てるよう活動を続けてきています。

 そういえば、我が家の毎朝の食卓には、ヨーグルトに「ごま」と「きなこ」を混ぜ、そして300g程度の野菜を、何年も食べ続けていますが、日々、何気なく口にする「ごま」と「きなこ」の機能性表示食品との出会いで、改めて日常の食生活の重要性を再認識した次第です。(文・山本武道)

PAGE TOP