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口腔ケアやペットとの共生など『ヘルスケアが拓く健康で豊かな未来社会』をテーマに3月17・18の両日、日本ヘルスケア学会年次大会

 医療の流れは、治療から予防重視へと大きく変革しつつある中、健康寿命延伸へ“未病と予防”に関わるヘルスケア産業振興に取り組む日本ヘルスケア協会が主催する日本ヘルスケア学会年次大会が、3年ぶりに3月17日(金)18日(土)に都内で開催されます。
 4回目になる今年は、同協会の公益財団法人化を記念し行われるもので、学会のテーマは『ヘルスケアが拓く健康で豊かな未来社会』。高まる国民のヘルスケア・ニーズに、産業界がどのようにして対応していかなければならないか。これからの展望も含めてヘルスケアに携わる専門家、現在取り組みが進められている部会活動の成果、ヘルスケアに関連する職種の実践活動発表とともに数々のポスターセッション、ヘルスケア関連用品・機器の展示会も併設され、関連企業や研究者、薬剤師、管理栄養士等々、さまざまなヘルスケア関係者の参加が見込まれています。
 主催する日本ヘルスから協会は、政府が2013年6月に打ち出した日本再興戦略で、“生命寿命延伸”から“健康寿命延伸”へ政策転換を図り、ヘルスケア産業を育成し支える方針を打ち出したことから、2015年11月に一般財団法人日本ヘルスケア協会として発足し、7年後に公益財団法人化し活動してきました。
 日本ヘルスケア協会によれば、「ヘルスケアとは、自らの『生きる力』を引き上げ、病気や心身の不調からの『自由』を実現するために、各産業が横断的にその実現に向け支援し、新しい価値を創造すること、またはそのための諸活動」をいいますが、がんの予防もまた同様な活動が、日常生活には不可欠になります。
 がんに罹患しないようにすること、早期発見・早期治療のための検診の勧め、そしてがん罹患者が再発・転移をしないようにする三次予防にも、ヘルスケアが関与しています。

 年次学会では、人が生きるために欠かせないヘルスケアの取り組み、医師が語る健康な町づくり、ペットとの共生社会、口腔ケア、管理栄養士による栄養指導、女性のためのヘルスケア、セルフチェックなどの講演が予定されています。「週刊がん もっといい日」編集部も、2日間にわたる学会を取材いたします。
 年次大会の詳細は、日本ヘルスケア協会ヘルスケアの広場(https://jahi-hiroba.com)を参照ください。
 さて今週もまた、皆さまにとって「もっといい日」でありますように…。
      『週刊がん もっといい日』編集長 山本武道

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