がん患者さんと家族のためのWEBサイト

 兵庫医大とHBSが線虫がん検査 『N-NOSE』の咽頭がんにおける臨床研究開始 

 兵庫医科大学と株式会社HIROTSUバイオサイエンス(HBS)は、共同臨床研究を開始したことを明らかにしました。同研究は、兵庫医科大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学(都築建三主任教授)とHBSが、咽頭がん治療と線虫がん検査『N-NOSE』との関係について検討するもので、頭頸部がん領域における『N-NOSE』の研究は今回が初めての取り組みとなります。

「兵庫医科大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学では、聴覚・平衡覚・嗅覚・味覚などをつかさどる感覚器官の診療と頭頸部腫瘍の集学的治療を行っております。頭頸部がんは日本人のがん全体の5%ほど、年間1万5000~2万人が罹患していますが、そのなかでも咽頭がんは発生頻度が高く死亡率も増加傾向にあるため、より早い段階で診断し、的確な治療を行うことが求められています」(兵庫医科大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学)
「『N-NOSE』は、優れた嗅覚を持つ線虫C.elegansが 人の尿に含まれるがんの匂いを検知することを利用した新しいがん検査です。非侵襲的な手法ながら早期がんにも高精度に反応することが、これまでの臨床研究から報告されています」(HBS)

 「兵庫医科大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学と HBSは、線虫がん検査『N-NOSE』が、咽頭がんの治療効果判定に応用できるか、さらに再発や転移病変の出現の早期発見に有用であるかを検討してまいります。そしてこの研究で得られた結果をもとに、『N-NOSE』がこの先の医療に役立つものとなるよう、ともに研究を進めてまいります」(両社)

線虫がん検査『N-NOSE』が神奈川県藤沢市のふるさと納税の返礼品に採用
 HIROTSUバイオサイエンスが開発・提供する線虫がん検査『N-NOSE』が、同社研究開発部門の湘南R&Dセンターが拠点を置く神奈川県藤沢市のふるさと納税の返礼品に採用されました。
「これは全国の自治体で初めての採用となり、2022年11月21日から、ふるさと納税ポータルサイト『ふるなび』でお選びいただけるようになりました」(同社)

最新のがん医療情報提供へ共同で40回にわたりオンラインライブ配信セミナー
3Hクリニカルトライアル、西日本がん研究機構、近畿がん診療推進ネットワーク、エイツーヘルスケアが、神戸医療産業都市推進機構とがん情報サイトと連携

 3Hクリニカルトライアル株式会社(代表取締役:滝澤 宏隆、東京都豊島区、がん情報サイト「オンコロ」運営会社)、認定特定非営利活動法人西日本がん研究機構(理事長:中川 和彦、大阪市浪速区)、特定非営利活動法人 近畿がん診療推進ネットワーク(理事長:中川 和彦、大阪府大阪狭山市)、エイツーヘルスケア株式会社(代表取締役:神谷 均、東京都文京区)は、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構(理事長:本庶 佑、神戸市中央区、「がん情報サイト」運営団体)と連携し、がんに関する3つのシリーズのオンラインライブ配信セミナーを40回にわたり共催することを公表しました。

「連携する団体は、これまでもがんに関する正しい情報配信を目的に様々なセミナーを実施してきましたが、コロナ禍以降は会場開催を実施せず、オンラインでのライブ配信を基本に開催しています。これにより、これまで会場に参加できなかった方、入院やコロナ禍により外出を制限されてきた方など、多くの方々にご視聴頂きました。2023年におきましても、全国どこからでも視聴可能なオンラインライブ配信セミナーとして最新のがん医療情報をお届け致します」(3Hクリニカルトライアル社)

詳細は以下の通り。
●大阪がん医療セミナー夜間学校(原則、毎月第2金曜日19時~・8月10日のみ木曜日):肺がん、胃がん、乳がんなど主要ながん種を取り上げ、各疾患の第一線で活躍しているがんの専門家を講師に迎え講義と質疑応答で進める60分のセミナー:https://oncolo.jp/event/oos2023

●大阪がん医療セミナー笠井信輔のこんなの聞いてもいいですか on the WEB(原則、毎月第3水曜日午後8時~):悪性リンパ腫の体験者でフリーアナウンサーの笠井信輔さんを司会に迎え、がん領域で注目されるテーマについて、それぞれの領域で活躍する講師を招いてお届けするトーク形式の30分番組:https://oncolo.jp/event/mrkasai_on_the_web2023

●ONCOLO Meets Cancer Experts(原則、毎月第4金曜日午後7時~):様々ながん種(腎細胞がん、前立腺がん、遺伝性腫瘍など)をテーマに、各疾患のキーオピニオンリーダーを講師に迎え講義と質疑応答で進める60分のセミナー:https://oncolo.jp/event/omce2023

■配信サイト:YouTube Oncolo Channel:https://www.youtube.com/c/OncoloChannel
■実施形態:YouTubeライブ配信(後日、オンコロサイトでアーカイブ配信)
各セミナーは予告なく、変更する場合がございます。最新の情報、講師、テーマについては、随時、がん情報サイト「オンコロ」ホームページ(https://oncolo.jp/)、SNSなど公開します。
■連携団体
◇3Hクリニカルトライアル『がん情報サイト「オンコロ」』
『がん情報サイト「オンコロ」』(https://oncolo.jp/)は、3Hクリニカルトライアル(https://3h-ct.co.jp/)が運営する患者さんやその家族、医療従事者、製薬企業などの関係者の方々向けに、がん領域の最新情報をわかりやすく提供する情報サイトで、がんに関わる臨床試験・臨床研究を中心に掲載しています。インターネットにとどまらず、様々な情報提供活動を通して、がんに関わる人への一助となることを目的としています。

◇認定特定非営利活動法人西日本がん研究機構(WJOG) http://www.wjog.jp/
 西日本がん研究機構は、最高のがん治療を患者さんに届けるために科学的なエビデンスを臨床試験で明らかにする目的で、日本全国のがん治療の専門医が集まって設立した臨床試験グループです。WJOGの臨床試験の結果は、各種診療ガイドラインなどに反映されています。臨床試験の実施とともに、一般市民への最新のがん情報の提供及び臨床試験を精確に実施できる若手研究者の育成にも注力しています。今年度も大阪オンコロジーセミナー夜間学校をはじめ、WJOGで活躍する若手医師が企画および講演を担当します。新しい戦力が着実に育っています。

◇特定非営利活動法人近畿がん診療推進ネットワークhttps://kp-net.org/
 近畿がん診療推進ネットワークは、がん専門の医師及び薬剤師、看護師、医学物理士などのコメディカルを教育、育成、支援しています。また、国民に対し優れたがん医療の情報を提供することによって、わが国のがん医療の進歩、向上を促し、国民の福祉に貢献することを目的としています。

◇エイツーヘルスケアhttp://www.a2healthcare.com/
 東京・大阪に約1,200名を擁する業界大手のCRO(主に治験を製薬企業より受託し実施する業種)として、これまでに数多くの薬剤の開発に携わる会社です。最も受託している領域はがんで、従来の化学療法から最先端のがん免疫療法まで過去5年に100近いオンコロジー試験の開発を支援するなど、患者さんとご家族の方々にいち早く新薬をお届けできるように日々取り組んでいます。また伊藤忠商事の子会社でもあり、同グループのヘルスケア事業の中核をなす会社でもあります。

認定NPO法人キャンサーネットジャパンイベント情報https://www.cancernet.jp
1月29日、『患者の尊厳、家族の理解、医療者の介入』テーマに
『日米の視点から見る患者と医師の関係 PART2』オンライン開催

『日米の視点から見る患者と医師の関係PART22021年12月にPART1』を開催し大変好評を得たことから、PART2の開催が決まったものです。
「今回は日本で働く医療者、患者アドボケートも加わり、『患者の尊厳、家族の理解、医療者の介入』テーマにオンラインでディスカッションします。スペシャルゲストとして、2022年秋に日本で公開されたフランス映画『愛する人に伝える言葉』に出演されたガブリエル・サラ医師も迎え、患者とコミュニケーションするうえで大切にしていることをお話しいただきます」(キャンサーネットジャパン)
■開催日時:2023年1月29日(日)10時〜11時30分
■会場:オンライン
■登壇者:Openning Remarks(日本語字幕):キャロル・エヴァンス(SHARE Cancer Support CEO・エグゼクティブディレクター/スペシャルゲストインタビュー(日本語字幕):ガブリエル・サラ(医師)/ゲストインタビュー(日本語字幕):ベス・フリードランド 氏(乳がん経験者)ジョンシュー・リウ 氏(ケアギバー)/Discussion【キャタリスト】佐々木治一郎(医師)永井都穂美(乳がん経験者)仲本典明(ケアギバー)白井敬祐(医師)河面育子(看護師)/【キャタリスト/モデレーター】清水佐紀(婦人科がん経験者)
申込みの前に、https://www.cancernet.jp/online-eventpolicyを必ずお読みください
■参加費:無料
■主催:SHARE Cancer Support / Japanese SHARE
協賛:第一三共
後援・運営協力:認定NPO法人キャンサーネットジャパン

キャンサーネットジャパンからのお知らせ
■第8回ちゃやまちキャンサーフォーラム2022
アーカイブ動画公開:「乳がん」「白血病」講義動画を公開中。
www.cancernet.jp/mbscnj/program2022.html
■血液がんフォーラム2022>
アーカイブ動画公開:講義動画を公開中。
■【1月21日(土)医療者対象】ハイブリッドセミナー
もっと話そうがんと性(セクシュアリティ)のこと
【参加無料・申込受付中】

 がんの進行やがん治療に伴い影響を受ける性(セクシュアリティ)の問題に対して、医療従事者としての理解を深め、明日からの支援に役立てることを目的として開催します。

SBI損保、アプラスと連携しがん保険の提供開始
 SBI損害保険株式会社は、新生銀行グループの株式会社アプラスと損害保険代理店委託契約を締結し、2022年12月22日からアプラスと連携してWebで申込みを完結できるがん保険の募集を開始することを明らかにしました。
「この度の連携により、SBI損保のインターネットを活用した保険販売ノウハウとアプラスの幅広い顧客基盤を活かし、SBIグループとしてお客さまに満足いただけるサービスを提供することが可能となります」(SBI損保)

『SBI損保のがん保険自由診療タイプ』(正式名称:がん治療費用総合保険)は、公的保険診療の対象となるがん治療費の自己負担分に加えて、先進医療および自由診療の対象となるがん治療費も実額補償(一部例外となる場合あり)するがん保険。約30万人以上の医師会員を有する日本最大級の医療従事者向けサイト『m3.com』を運営するエムスリーが、医師による商品やサービスを評価し、一定基準を満たした場合にのみ付与される『AskDoctors医師の確認済み商品』であり、100名中93%の医師が「他の人に勧めたい」、85%の医師が「自身で利用したい」と回答した商品のことです。

老後の備えに必要だと思う資産額、全国平均は3,150万円
メットライフ生命が都道府県別に「理想の老後生活」で調査

 明るく豊かな老後を思い描くヒントを探るための調査を実施しているメットライフ生命保険株式会社は、2018年から毎年実施している『老後を変える全国47都道府県大調査』の結果をもとに、「長生き時代に向けてどのように過ごしたいと思っているのか」について、47都道府県別にその特徴を「都道府県あるある」として集計し公式ウェブサイトで公開しました。

 同社の2022年の調査によると、老後の備えに必要だと思う金融資産額は3,150万円(全国平均)で、昨年よりも約300万円増加しており、将来の自分の介護については約7割が「心配している」と回答した一方で、「自身や家族の介護について話し合いをしている」のは約1割に留まっているという実態が明らかになりました。

 「当社は、長生き時代をいつまでも明るく豊かに生きるヒントを探るために2018 年から毎年、本調査を実施しています。当社はこれからも、人生100年時代に向けて、お客さまがライフデザインを描き、いつまでも自分らしく生きるためのサポートの提供を目指してまいります。長生き時代をポジティブに迎えるため、年末年始の家族で集まる機会に、本調査が将来について話し合うヒントになれば幸いです」(メットライフ生命)

■メットライフ生命:長生き時代の「都道府県あるある」
https://www.metlife.co.jp/changerougo/about/cr_survey/prefectures_2022/
■調査レポート:「老後を変える全国47都道府県大調査2022」
https://www.metlife.co.jp/data/changerougo/japanproject/pdf/survey_report_2022.pdf
<調査概要>
◇調査対象:全国47都道府県に在住(調査実査時点)20代~70代の男女、各都道府県で性・年代別各30人(60~70代は合算)14,100人及び18~19歳の男女800人(全国を8地域に分け男女人口構成比で割付)、計14,900人
◇調査方法:インターネット調査(調査数14,900人)
◇調査時期:2022年6月17日~6月20日
※スコアは集計時に各都道府県の性年代の人口動態の構成比に合わせて、ウェイトバック集計を行っています。
◇備考:集計データの構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%にならない場合があります/提示しているスコアは、四捨五入の関係上、足し引きした場合に数値が増減する場合があります/明示している場合を除き20代~70代を全体として表示しています。

<メットライフ生命について>
 日本初の外資系生命保険会社として1973年に営業を開始し、現在は世界有数の生命保険グループ会社、米国メットライフの日本法人として お客さまに常に寄り添い、最適な保障を選ぶお手伝いをしています。多様な販売チャネルを通じて、個人・法人のお客さまに対し幅広いリスクに対応できる革新的な商品の提供に努めています。

https://www.metlife.co.jp

【みんなの介護】「レビー小体型認知症」の方の受け入れが
可能な老人ホーム調査(2022年・中国&四国編)

 主要な老人ホーム検索サイトを対象に掲載施設数の調査でNo.1を獲得した『みんなの介護』を運営し、サイト運営で得た知⾒をもとに介護事業の課題や社会的事象を調査・研究する株式会社クーリエが、レビー小体型認知症の方を受け入れ可能な老人ホーム(中国&四国編)を紹介しています。

 同社によれば、レビー小体型認知症は一般的によく知られるアルツハイマー病とは異なる症状が現れることのある認知症です。物忘れだけでなく、パーキンソン症状などが現れることが知られています。さらに、アルツハイマー病やうつ病などと併発するようなケースもあるため、症状に応じた特別なケアが必要になることもあります」として、受け入れが可能な老人ホームについて、『みんなの介護』に掲載されている施設のうち、中国&四国エリア(岡山県・広島県・山口県・鳥取県・島根県・愛媛県・香川県・徳島県・高知県)を対象に「レビー小体型認知症の方を受け入れ可能な老人ホーム」が多い地域をランキング形式にまとめたデータを明らかにしたものです。

 調査結果では、次のように分析しています。
「四国・中部エリアにおけるレビー小体型認知症の方を受け入れ可能な老人ホームの総数は492件で1位は松山市で68件。次いで、2位は広島市で46件、3位は岡山市で43件でした。1位の松山市は人口50万人ほどと、2位の広島市(約120万人)と比べて人口規模は小さいにも関わらず、「レビー小体型認知症の方を受け入れ可能な老人ホーム」の総数は広島市よりも1.5倍ほど多くなっていました。松山市は認知症ケアが進んでいるのかもしれません。

 ただ全体としては、関東甲信越や近畿、中部エリアと同じく、人口の多い大都市圏やその周辺に多い傾向が見られます。お住いの地域に受け入れ可能な老人ホームが見つからない場合には、近隣の地域から探すのが有効ですので、ぜひ候補地域を広げてみてはいかがでしょうか。

 実際に、レビー小体型認知症の方の受け入れが可能といっても、その形態は施設によって様々です。例えば、アルツハイマー病も併発している場合や、その他の持病がある場合にも対応して貰えるかについては、施設によって違いがあります。また、施設内の動線は歩行困難な方にとっても安全か?などのハード面については、見学して確かめる方が確実です。

老人ホーム選びにおいては、環境や設備はもちろん、スタッフの人柄や医療のケア体制の充実など、実際に確認して納得した上で選択することが大切です。老人ホーム入居にあたっては、ぜひ一度、施設見学を検討されてみてはいかがでしょうか。
データ出典:全国の「レビー小体型認知症の方を受け入れ可能」な老人ホーム・介護施設一覧|みんなの介護
https://www.minnanokaigo.com/search/lewy-body/

 

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