ジャパンハート、カンボジアで治療困難な8歳の小児がん患者を日本に招き
命の希望をつなぐ手術を実現
国内外で医療支援に取り組むジャパンハートは、カンボジアでの治療が困難な8歳の小児がん患者を日本に招き、2022年9月7日に手術を実施しました。
カンボジアの小児がん患者は、8歳のチャンテッ君。胸の中にできる胚細胞腫瘍(はいさいぼうしゅよう)という、珍しいがんを患っています。 ジャパンハートは、チャンテッ君を助けるためカンボジアでの実施が難しい複雑な手術を実現させるための来日治療プロジェクトを立ち上げ寄附を募り、手術が行われたものです。
ちなみにジャパンハートは、小児外科医の吉岡秀人さんを中心として、自身の長年の海外医療の経験をもとに医療支援活動のさらなる質の向上を目指し2004年に設立された特定非営利活動法人。途上国で医療を受けられない子供たちに、小児がん治療など無償医療提供を行っています。詳細は以下を参照。
https://www.japanheart.org/topics/support/220830.html
小児がんと闘う家族にジャパンハートの医療者が外出のサポートをする
『小児がんと向き合う子供たちの応援団』
小児がんと向き合う子どもと家族の「大切な時間を新たに作りたい、もう一度あの思い出の場所に行きたい」といった外出・旅行希望の実現を、ジャパンハートの医療者がサポートしているプロジェクト『小児がんと向き合う子供たちの応援団』の詳細はhttps://www.japanheart.org/activity/childhood-cancer/ で。
がん検診デジタルクーポン、5大がんに対象拡大
9月1日から1万枚「無料」キャンペーン開始
公益財団法人日本対がん協会は9月1日から、がん検診デジタルクーポン無料キャンペーンを開始しました。5つのがん検診(胃、肺、大腸、乳、子宮頸)に対象を拡大し、12月31日(土)までの期間中、合計1万枚の無料クーポンを配布する予定です。
「春のキャンペーンは乳がん、子宮頸がんの2つの検診を対象に多くのご応募をいただきました。秋のキャンペーンでは、新たに大腸がん、肺がん、胃がんの3つの検診を加え、5つのがん検診が対象になります」(日本対がん協会)
無料クーポンは、スマートフォンやパソコンから応,募でき、5つのがん検診ごとに先着順または抽選で入手でき、日本対がん協会のグループ支部をはじめ、全国の提携先検診施設で、国の指針に沿ったがん検診を無料で受けられます。手数料等費用は不要。がん検診の受診対象者だけでなく、ご家族やパートナーの方も受診対象者へのプレゼントとして応募できます。キャンペーンURL https://www.jcancer.jp/dcoupon/
がんサバイバー・クラブ メールマガジン 第110号
(毎月1回第2金曜日発行/発行日:2022年9月9日)
全国700万人のサバイバーが、 ”希望と共に生きる”ことのできる社会をつくることを使命とする公益財団法人日本対がん協会の事業で、サバイバーが中心に運営する、がんサバイバー・クラブ(https://www.gsclub.jp/gsc)からメールマガジンが届きました。
がんサバイバーとは、がんサバイバー・クラブによれば、「一度でもがんと診断されたことのある方で、治療が効果をあげて良くなった人だけでなく治療中の人」も含まれていて、ラテン語の“Sur”の「超えて」+”vīvere”「生きる」、つまり、がんを「超えて生きる」というポジティブな語源をもつ言葉だそうです。
同クラブは、⓵「知りたい」⓶がん患者の「治りたい」と⓷「普通の生活がしたい」に寄り添い、⓸患者や大切な人の「支えたい」をサポートすることを掲げています。ウェブサイトでは患者会、イベント、がん関連ニュース等の情報や、サバイバーのストーリーなどを提供し、一方で患者支援セミナーや相談など実際に触れ合うことのできる活動も行っています。メールマガジンの内容を以下にご紹介しましょう。
◆キャンサーサバイバーサポートアライアンス(Cancer survoiver suport alliance)活動紹介!
がんサバイバー・クラブと共にがん患者家族の思いを叶えるために活動しているアライアンス団体が、活動動画コーナーを立ち上げました。「全国の患者会・支援団体の皆さんと手を取り、支援活動をしていきたいと思っています」(同団体)
第1弾は、一般社団法人がんと働く応援団で、がん患者の3人に1人は就労可能世代と言われるなか、働く世代のがん患者さん、周囲の方に役立つ情報が掲載されています。「今後も、日本各地の団体の活動を動画にて紹介させていただきますので、お楽しみに!」 https://www.gsclub.jp/cssa
<連載シリーズ>
◆木口マリのがんのココロ
第66回 リンパ浮腫&就労支援!燃える看護師 〜NPO法人リンパカフェ 田端 聡さん・ライアン千穂さん〜 https://www.gsclub.jp/tips/18969
◆上園保仁の 『選べる・選んだ「漢方薬」があなたの心と体を楽にします』
第3回 〜大建中湯はトウガラシやワサビで活性化されるタンパク(センサーチャネル)に効いておなかの冷えや張りを鎮めます〜 https://www.gsclub.jp/tips/18959
◆クリコ流ふわふわ介護ごはん
第10回 美しい姿勢が誤嚥防止に! https://www.gsclub.jp/tips/18836
◆佐々木常雄の「灯をかかげながら」
第20回 「胃がん」と「おこげ」 https://www.gsclub.jp/tips/18905
◆癒しの空間
秋風運ぶ、九月の花 https://www.gsclub.jp/comfort
<イベント>
◆10月の乳がん月間に「乳がん電話特別相談」を実施
治療中の方、まだ診断されていない方など、乳がんに関するご不安やご心配のある方はど なたでもご相談いただけます。相談をご担当いただくのは、がん研有明病院 乳腺センター長 大野真司 先生です。相談は無料です。お一人15分間。先着24名様。Webフォームからご予約ください。 ご予約方法など詳細は、https://www.jcancer.jp/news/13279 から。
◆社労士による電話相談
社会保険労務士による「がんと就労」電話相談(予約制・無料):社会保険労務士が1人40分無料でがんと就労に関する電話相談に応じています。
詳細は、https://www.jcancer.jp/consultion_and_support/work_support で。
◆がんアドボケートセミナー
第12期ドリームキャッチャー養成講座。本年2回目の開催に向け鋭意準備中です。近日、Webサイトにて詳細をご案内いたします。もうしばらくお待ちください!
・ベーシックセミナー:2022年11月20日(日)
・アドバンストセミナー2023年1月15日(日)
<アライアンス団体からのお知らせ>
◆がんと仕事の両立にお悩みの方へ
がんと仕事の両立を目指している方に、不安を解消し少しでも安心して過ごして頂くためのセミナーです。好評につき第3回目開催となります。両立などの専門家によるセミナーと、歌手で乳がんサバイバーの麻倉未稀さんとの交流会を実施します。
また、にじカフェさんによるワークショップやウィッグのメンテナンスの相談受付などもあります。有料とはなりますが、様々な学び、交流、体験をご用意しておりますのでぜひご参加ください♪厚木市以外の方も、もちろんご参加いただけます!
■セミナー名:『がんと仕事の両立をしたいあなたへ〜不安解消セミナー』(厚木市市民
協働提案事業)
■開催日時:2022年9月10日(土)13時~17時(休憩あり)
■参加費:がん罹患者ご本人・家族 2000円(税込)
■会 場:神奈川工科大学ITエクステンションセンター現地、オンライン同時開催(全
国どこからでも参加いただけます)
■主 催:一般社団法人がんと働く応援団
■詳細と申込み:https://www.gh-ouendan.com/fuankaisho-seminar
外部サイトにリンクします
<後援イベントの案内>
◆第3回「これからのがん医療とケア」イベント
■開催日時:2022年9月11日(日)10時~11時30分
■テーマ:『患者さん・家族の心の健康と治療への向き合い方』
*オンラインシンポジウム申込受付中(主催:武田薬品工業、後援:日本対がん協会他)
■座 長:高橋都(NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク代表理事)/登壇:清水研(がん研究会有明病院 腫瘍精神科部長)/品田雄市(東京医科大学八王子医療センター総合相談・支援センター課長補佐 医療ソーシャルワーカー 社会福祉士)/櫻井公恵(NPO法人GISTERS副理事長)
■視 聴:無料(早めに申込ください)
■詳細・申込方法:https://cosmopr-events.jp/cancer-symp03/(外部サイトにリンク)
<休眠活用事業からもお知らせ>
◆日本希少がん患者会ネットワークが9月17日に希少がん患者サミット
日本対がん協会の休眠預金活用事業の実行団体の日本希少がん患者会ネットワークが、9月17日(土)に『第3回 希少がん患者サミットー希少がんのドラッグラグ解消に向けてー』を開催いたします。
■内 容:ドラッグラグにフォーカスした講演、パネルディスカッション
■会 場:YouTube限定オンライン
■参加対象者:希少がん患者・家族・遺族ほか医療関係者、メディア、一般
■参加費:無料
■参加申込:事前申込制
■詳細・申込み:https://rarecancersjapan.org/summit2022/(外部サイトにリンク)
<お知らせ>
◆『筋層非浸潤性膀胱がんの患者』を対象とした臨床試験
■治験概要
筋層非浸潤性膀胱がんの患者さんを対象として、治験製品の治療を受けたときの有効性および安全性を評価する臨床試験です。 本治験の治験製品は、がん細胞に感染し、ウイルスの直接的な殺細胞作用によりがんの治癒を図る、治療に用いるがん治療用のウイルスです。また、がん細胞を死滅させることに加え、免疫を高めるGM CSF 遺伝子を組み込むことで免疫の活性化が期待されます。これにより膀胱がんによる膀胱全摘除術を回避したり、膀胱全摘除術までの期間を遅らせることが期待されます。
■詳 細:https://puzz.searchmytrial.com/u/online_screener_settings/1081
※ SMT For がんサバイバー・クラブで掲載されている治験になります。(外部サイトにリンク)
<無料購読フォーム、過去のアーカイブ>
調剤薬局チェーンのクオールグループ薬局、障がい者スポーツに対する理解・支援促進へ
全国にクオール薬局等の保険薬局を運営するクオールホールディングスは、障がい者スポーツへの理解・支援の促進を目的として、グループ薬局店頭に日本障がい者サッカー連盟(JIFF)に関するデジタルサイネージの放映、ポスター掲示とパンフレットを通じ、啓蒙活動を始めました。
クオールでは、障がい者スポーツ活動のほか、さまざまな障がいの特性や配慮すべき事項など、障がいに対する知識を広く周知し、障がいの有無にかかわらず、一人ひとりの個性が尊重される活力ある共生社会の実現を推進することにしています。詳細は、00.pdf (eir-parts.net) で。