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「治療に伴う外観変化のケアに対するニーズにお応えしたい」予算委でアピアランスケアの取り組みを生稲議員が質問し上野厚労大臣が答弁

 「がん患者の皆さまが再び笑顔で社会とつながることのできる環境を整えることが、これからのがん対策の重要な柱」―自身が乳がん患者としての体験を踏まえ、6月5日に開催された参議院予算委員会で、生稲晃子参議院議員は、上野賢一郎厚生労働大臣に、アピアランスケアの必要性について次のように質問した全容がhttps://youtu.be/c5h697bJJkoで紹介されていますので、ぜひご覧ください。
 「アピアランスケアでは、ウィッグ、メイク、ネイルケア、スキンケアなど、美容分野の専門家の力が不可欠です。医師や看護師だけでは完結できません。必要なのは自分らしく社会とつながり続けるための切れ目ない支援であると思っています。厚生労働省全体として、部局横断でアピアランスケアを推進する体制づくりを進めていくお考えは?」と質問しました。

 上野大臣は、「アピアランスケアの実施にあたっては、がんを担当する医師や医療機関に加えて乳房再建など、専門的な治療を行う部署・医療機関、またウィッグや補装具といった民間サービスなど様々な機関が関連する」として次のように答弁しました、

 「適切にアピアランスケアを受けられるように相談支援、情報提供の充実が必要で、制度間、あるいは部局間の連携というご指摘もその通りです。厚生労働省でも、がん治療の推進の観点からアピアランスケアの相談支援体制の整備については、健康生活衛生局で行っております。また保険局では、診療報酬においても、がん関連への継続的な指導管理として患者に対しアピアランスケアなどの情報を提供することの評価を行う対応を進めているところですが、医療と美容の連携という観点からは、まだまだやるべきことがたくさんあると考えております。治療に伴う外観変化のケアに対するニーズに我々としても頑張っていきたい」

 上野大臣の答弁に対して、生稲議員は自身のがん体験について、右胸を全摘したこと、「温泉に入るときに購入したニップルという人工乳頭を胸につけるだけで元の自分自身に戻れるような気がした」と語り、「私と同じような思いをしている方たちが、全国にたくさんいらっしゃると思います。ぜひ国として、このアピアランスケアへの支援をしっかりとした形にしていただきたいと思います。がん患者の皆さまが再び笑顔で社会とつながることのできる環境を整えること、これからのがん対策の重要な柱であると考えていますので、ぜひ力強い取り組みをお願いします」と語っていました。

 7度のがん手術をした私の母の場合は、乳がん手術で左胸を全摘しましたが、当時、アピアランスケアという言葉はありませんでした。関連商品もなかった時代でしたから、ガーゼの袋に綿を入れて、手作りの人工パッドを胸につけて仕事場に通っていました。今日、アピアランスケアが、国、医療機関、患者会、企業などを通じ啓蒙活動が行われ、様々な関連商品が開発されたたことは、がん患者の家族としてとても喜ばしい限りです。

 私は今、『週刊がん もっといい日』の運営に携わる傍ら、ドラッグストアや調剤薬局、美容関連業界などを取材しておりますが、願わくば様々なビジネスに携わる多くの人々が、アピアランスケアに対応していただきたいと思っています。

  さて今週もまた、皆さまにとって「もっといい日」でありますように・・・。
                      『週刊がん もっといい日』編集長 山本武道

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