オンデマンド出版サービスのmasterpeaceが発行
株式会社masterpeace(東京都港区)は、働くことを通して出会った人や得た経験のおかげで明るさを取り戻し、自分らしく生きられるようになった体験を綴った水戸部ゆうこさん著『がんなのに、しあわせ-どんなときも、自由に、自分らしく生きる』を発行しました。
同書は、がん罹患者として就職した著者が勤務先のブログで発信してきた、がんに関する様々な情報と、個人的に想いを書き溜めたnote記事をまとめたもので、病気と闘う方やそのご家族、医療関係者、患者や障害者の雇用を考えている企業の方などに、ぜひ読んでいただきたい一冊です。(詳細は、https://www.masterpeace.co.jp/works/good_book20230417/)
<内容紹介>
■肺がんステージ4の告知。それでも、少しの勇気で、人生は楽しめる。わたしから伝えたい、あなたへのメッセージ
2018年、44歳で肺がんステージ4の診断を受けた著者とその家族は、治療も手術もできないという厳しい現実に直面しました。絶望の中で少しずつ希望を見つけ出し、「人の役に立ちたい」「働きたい」という思いから、秋葉原社会保険労務士法人にがん罹患者として就職。面接の場では、「最後の日まで働き続けたい」そして「働き続けてほしい」という約束を交わしました。働くことや、同じように闘病する人々との出会いを通して生きがいを取り戻した著者は、「支えられる側から支える側へ」と変化していきます。
がん患者のコミュニティをつくるなど、さまざまな活動にも取り組み始めました。本書は、秋葉原社会保険労務士法人のWebサイト内で著者が綴ったブログと、個人的に想いを書き溜めたnote記事をまとめたものです。
がんや病気と闘っている方、病気を抱える家族を支えている方、患者や障害者などの雇用を考えている企業、患者の気持ちをより理解したいと考えている医療関係者の方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
■「はじめに」より
この本に病気の様子やわたしの想いをありのままに書いてしまうと、近しいみなさんを心配させてしまうのが心苦しいのですが、敢えて自分の状況を公開することは、単純にがん患者への理解を広めたいという想いからです。特に子どもを抱えながら闘病する人の心理をお伝えしたい。そして、同じような状況に陥り、がんで戸惑っている人の力になりたい。(中略)今、病気を患っている方やその周りの方、何らかの事情で生きづらさを抱えている方へ。この本を通して、今度はわたし自身があなたを「支える仲間」のひとりになれることを願って、この本に想いを込めます。
<著者紹介>
1974年4月17日生まれ。東京都小平市在住。2児の母。2018年5月、咳が止まらなくなり、検査の結果ステージ4の肺腺がんと診断される。手術・放射線治療もおこなえず、抗がん剤治療を始めるも、がんと分かったショックから離職。孤独や経済的不安にさいなまれ、精神腫瘍科にかかる。自分の命に限りがあることが分かり、病気の経験を生かす生き方を目指して、がん患者への理解促進や、がん教育などに関心を寄せる。2020年、会員となっていたキャンサーペアレンツから秋葉原社会保険労務士法人を紹介され就労。2022年、会える距離=地域で「ささえあい(ピアサポート)」を目的とした集いの場、「地域でがんサロン~CancerおしゃべりCafe」を立ち上げる。
<小売希望価格>印刷書籍版(四六判・モノクロ・本文214頁)1,650円(税込)
<発行所>株式会社smasterpeace(TEL 03-6822-0642)
主婦に突然のがん宣告!闘病のリアルを描くコミックエッセイ、やよい かめさん著『鼻腔ガンになった話』
KADOKAWAが書店、Amazon、楽天ブックスなどで発売中
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代⽥区)が、コミックエッセイ『鼻腔ガンになった話』(著者・やよい かめ)を刊行し、全国の書店、Amazon、楽天ブックスなどで発売中です。
■単なる鼻づまりだと思ったら「がん」だった
鼻腔(びくう)ガンになった時の体験を主婦のやよい かめさんが実話コミックエッセイとして描いた『鼻腔ガンになった話』が、3月16日に書籍として発売されました。やよい かめさんは夫と子供2人の4人家族。ある冬、鼻の不調(鼻づまり)を感じ始め、精密検査を受けたら思いがけず「がん宣告」を受けました。
突然の診断に焦るものの、家族はその事実を受け入れ前向きに対応。つらい時には励まし合うなどして、一家は闘病生活を共にしていくという話です。鼻腔ガンは肺ガン、胃ガンなどと比べればあまり知られていませんが、部位が繊細な場所だけに、進行状況によっては眼球を摘出するおそれもあるそうです。
■実際の闘病生活とその時の心の動きが描かれている
がんに予兆はあったのか、あるいは抗がん剤の副作用はどうなのかといった疑問や、同じ不安を抱える入院患者たちとの交流、治療方法の選択、入院中の家族との触れ合いなどが詳しく描かれていきます。テーマは深刻ですが、がんを擬人化するなどコミカルな部分もあり、決して重くならずわかりやすい内容になっているのが人気の秘密。誰もががんの当事者になる可能性がある今、書籍に描かれた数々のエピソードはきっと参考になるはずです。
<著者プロフィール>
芸術大学の副手(職員)、青年海外協力隊員、陶芸教室講師を経て結婚。転勤族の妻になり制作活動を休止したが、2017年鼻腔ガンが寛解したことをきっかけに再開した。近年はコミックエッセイを中心に活動し、自らの体験をSNSにアップしている。
<ブログ>https://www.yayoikame.com/
<著者メッセージ>
「この漫画を通して最も伝えたいのは『体の調子が悪かったら我慢せず、病院に行きましょう。そしてできるだけ検診には行きましょう』ということです。細胞ががん化する理由の一つに、炎症を繰り返すことで細胞ががん化するというケースがあります。入院中は患者同士でも『もうちょっと早く病院に行っとけば!』と話しあっていました。
抗がん剤の副作用も昔に比べたら軽くなっていますし、内視鏡手術や陽子線治療などいろんな技術がどんどん一般化されています。だから、むやみにがんを恐れず、気がかりなことがあったらすぐ病院に行っていただければと思います」
<関連サイト>
●webサイト『ウォーカープラス』:https://www.walkerplus.com/
●公式twitter:https://twitter.com/walkerplus_news
<書誌情報>
◇タイトル:「鼻腔ガンになった話」
◇定価:1320円(本体1200円+税)
◇発行:株式会社KADOKAWA
<紙書誌版>
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322209000367/
<電子版>https://www.kadokawa.co.jp/product/322209000369/