オンラインがん相談サービスを運営するZINEが10〜90代のがん患者対象に意識調査
オンラインがん相談サービス『CancerWith』を運営する株式会社ZINEが、全国10~90代のがん患者男女242人を対象に実施したがんに関する意識調査で、一番つらいのは「死に対する不安」よりも「再発するかもしれない不安」が最多で、がんの再発を「とてもつらい」と回答した人は、がん再発経験者よりも未経験者の方が多いものの、ほとんどの人が再発への不安や恐怖に対する解決方法がなく、再発のつらを相談した人は3割未満であることがわかりました。
同調査は、がん患者さんが実際にどのようなことに不安を感じ悩みを抱えているのか、また、社が運営するオンラインがん相談サービス『CancerWith』がサポートできることは何かを明らかにするため行われたもの。調査の詳細は以下の通り。
Q1.がんに罹患してつらかったことは:「再発するかもしれない不安」(54.5%)が最多で、続いて「死んでしまうかもしれない不安」(40.9%)、「精神的につらい」(31.8%)
Q2.がんが再発するとつらいですか?:「とてもつらい」と回答した人は、再発の経験がある人では13.79%、経験がない人では33.98%。「とてもつらい」「つらい」(10段階中6〜10段階)を選択した人は、再発の経験がある人では72.41%、再発の経験がない人では83.01%となっており、再発の経験がない人のほうが「つらい」と強く思っている傾向にあるようです。
Q3.再発のつらさを解決するためのご自身ならではの解決策」は、どのように工夫されていますか?:「特にない」(76.0%)が最も多く、「ツール」や「アプリ・サービス」を活用している人は、1〜2%程度にとどまりました。解決策について具体的な内容を尋ねたところ、「探したことはない」という回答が最も多く、解決策を調べる以前にどうすればいいのか分からない人が多いようです。
<回答した人のコメント>「探したことがない」「どうしていいかわからない」「医師を頼るしかない」「家族や友人の支え」「ひたすら耐える」
Q4.再発のつらさを誰かに相談したことは?:再発のつらさについて相談したことがある人は、主治医に対してが最も多く(26.84%)、次いで親友(12.05%)という結果になりました。 ほとんどの人は相談していない、あるいは相談する機会がない状況に置かれているようです。 「がんの生存率が上昇傾向にある今、がん患者の多くは「死」よりも「再発」の方に不安を強く感じており、また相談できる状況にないことで、その不安や恐怖をより一層強くさせているのかもしません。オンラインで24時間相談できるCancerWithでは、がん患者様に関する調査を引き続き行ってまいります(ZINE)
<調査概要>
■調査期間:2022年4月28日〜11月11日
■調査対象:10〜90代のがん患者男女242人
■対象地域:全国
■調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
■調査機関:株式会社ZINE(自社調査)
■『CancerWith』について
オンラインがん相談サービス『CancerWith』は、がん患者や家族が、24時間いつでも匿名で専門家に相談できるサービス。主に30〜50代の働くがん患者の治療・生活の悩みを看護師・社労士といった専門知識を持つアドバイザーが寄りそい解決する。患者さまやご家族が自分らしく生きられるようサポート。無料で1件まで相談でき、月額770円(税込)で無制限利用可能。『CancerWith』は、https://cancerwith.comで。
男性がん総合フォーラム2022が11月23日に講演は前立腺がんに限定しオンライン併用のハイブリッド開催
NPO法人腺友倶楽部と一般社団法人日本泌尿器腫瘍学会共催の男性がん総合フォーラム 2022が、前立腺がんに限定し11月23日に1TKPガーデンシティPREMIUM神保町鵜を会場にオンライン併用ハイブリッド形式で開催されます。開催にあたって同NPOの武内務理事長は、開催にあたって次のように述べています。
「NPO法人腺友倶楽部では、ひげを男性がんのシンボルと見なす男性がんの啓発運動と、各分野の専門医によるがんフォーラムを組み合わせた「Mo-FESTACANCERFORUM」(男性がん総合フォーラム)を、2018年より開催してきました。また本フォーラムの講演は、後日オンデマンド配信を行うと共に会報誌(発行5000部)にも掲載し、全国のがん拠点病院等に無償配布を行っています。講演内容の充実度とその拡散広報の程度からみて、男性がんの患者学会と言っても過言ではないと思います。
前立腺がんの医療情報は、泌尿器科と放射線治療科の両分野に跨っており、それぞれの医療情報を、患者に漏れなく公平に届けることが重要であり、同時に、全般的に低調と言われている男性がん患者の活動のボトムアップを諮りたいと思っています。各学会との共催は当初から望んでいたことですが、昨年(2021年)からは日本泌尿器腫瘍学会との共催が実現しました。日本放射線腫瘍学会には後援名義をいただいておりますが、いつの日か「共催」に加わっていただければありがたいと思っています。
新型コロナ以前は、精巣腫瘍や男性乳がんなど、他の男性がんにもスポットを当てており、海外で男性がんのシンボルとなっているひげのポートレイト写真の撮影や展示、ひげグッズの販売等も行っておりましたが、新型コロナの影響により、時間と空間に制約があるため、これらは控えさせていただきます。患者用の談話室や企業ブースも密を避けるため設けておりません。よって、本年の講演内容は前立腺がんに限定し、オンライン併用ハイブリッド形式で行いますので、ご了承のほどどうぞよろしくお願いします」
■開催日時:11月23日(祝)13時〜17時
■会場:TKPガーデンシティPERMIUM神保町
■参加費:無料
■プログラム
◇司会挨拶:中島裕子(元NHKキャスター)
◇開会挨拶:武内 務(NPO法人腺友倶楽部 理事長
◇講演1:『最新のスクリーニングと診断について』伊藤一人(黒沢病院院長・予防医学研究所所長)
◇講演2;『治療総〜限局がんを中心に』三宅秀明(浜松医科大学医学部附属病院泌尿器科教授)
◇講演3:『診療科の垣根を超えて〜進行がんを中心に』赤松秀輔(京都大学医学部附属病院泌尿器科准教授)
◇講演4:『外照射の進歩と小線源療法』萬篤憲(東京医療センター放射線治療科部長)
◇講演5:『薬物療法の現状と将来展望』鈴木啓悦(東邦大学医療センター佐倉病院泌尿器科教授)
◇講演6:『男性トイレにもサニタリーBOXを!』高橋未樹子/寅太郎(日本トイレ協会 理事/運営委員)
◇閉会あいさつ:宮下武彦(NPO法人腺友倶楽部 副理事長)
■共催:NPO法人腺友倶楽部/一般社団法人日本泌尿器腫瘍学会
■後援:公益社団法人日本放射線腫瘍学会/NPO法人前立腺がん啓発推進実行委員会/公益財団法人日本対がん協会/一般社団法人全国がん患者団体連合会
■協賛:バイエル薬品株式会社/ヤンセンファーマ株式会社/武田薬品株式会社/アストラゼネカ株式会社/サノフィ株式会社
■協力:認定NPO法人キャンサーネットジャパン
■申し込み:https://ws.formzu.net/fgen/S48237866/
<日本対がん協会/日本臨床腫瘍研究グループ共催>. 公開講座 私たちも一緒に作る,がん最新治療未来のがん治療のこと、みんなで考えよう~臨床試験を身近に~
近年、新薬の登場などで大きく進歩しているがん治療。既存の薬や治療法との組み合わせを含めた、より有効な治療法を確立するために、いま臨床試験の重要性が高まっています。患者、そして市民がともに未来のがん治療を“共創”する時代へ。がん医療の専門家と一緒に、臨床試験や「患者・市民参画」の大切さを一緒に考えてみませんか?
■開催日時:12月10日(土)13時~15時
■開催場所:オンライン(Zoomウェビナー)
■参加費:無料
■定員:500名(*要申込)
■共催:公益財団法人日本対がん協会/日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)
■詳細・申込み:https://www.gsclub.jp/tips/19263
◆Working Cancer Survivor’s Day 2022~ウェルビーイング~がんをきっかけに”わたし“を生きる
■開催日時:11月23日(水)14:00~16:45
■開催場所:オンライン&リアル(国立がん研究センター)同時開催 *Zoom使用
■参加費:無料
■テーマ:一人ひとりが人や社会との様々なつながりの中で、日々を自分らしく心豊かに生きる“ウェルビーイング(生き方・働き方)”について考える
■詳細・申込み:https://www.j-cda.jp/event-lp/2022/1123event/
(*外部サイトにリンクします)
■共催:公益財団法人日本対がん協会/特定非営利活動法人日本キャリア開発協会
<新着コラム>
◆木口マリのがんのココロ
第67回面倒くさいカラダ:https://www.gsclub.jp/tips/19372
◆クリコ流ふわふわ介護ごはん
第12回オーラルフレイルの改善が健康寿命のカギ:https://www.gsclub.jp/tips/19382
◆癒しの空間 秋風色づく 十一月の花:https://www.gsclub.jp/comfort
(がんサバイバー・クラブ メールマガジン第112号所載)
大阪国際がんセンター、パンキャンジャパン北海道支部 11月19日(土)に 2回「合同膵がん教室 患者・家族へ希望の光を」開催膵がん患者さん、家族に希望の光を届けたいという思いから、11月の膵臓がん啓発月間に合わせて、昨年から開催されています。今年は、膵がんの抗がん剤治療や外科治療、放射線治療について専門医が解説するほか、患者の体験談やパネルディスカッションもあります。
■開催日時:11月19日(土)13時30分~15時
■開催場所:オンライン
■参加費:無料
◆そろそろ社会復帰したいがん患者の皆さんへ 社会復帰に向けた外見ケア、スキンケアのワンポイントとともに社会復帰に向けた気になるあれこれをお話しませんか?資生堂のお肌のプロと就労のプロがお待ちしています。
■開催日時:11月26日(土)14時~15時30分
■開催場所:オンライン
■参加費:無料
■詳細・申込み:https://riborasawakai2211.peatix.com/
(*外部サイトにリンクします)
■主催:NPO法人日本キャリア開発協会 がん患者の就労移行支援事業りぼら
※りぼら:休眠預金活用事業。がん患者に無料でセミナーやキャリアカウンセリング提供
◆がんの治療と暮らしフェア/がんと診断されたら知っておきたいこと 治療継続とQOLのための情報を「こころや人生を大切に」「納得して治療を選択するには」「からだを整えよう」「お金や仕事を考える」の4テーマでお届けします。医師らによる講演、特別セッション「ひとりで暮らす人のよりよい治療と人生のために」などのほか、企業からの生活に役立つ製品紹介も。
■開催日時:11月26日(土)・27日(日)
■開催場所:オンライン
■参加費:無料
■詳細・申込み:11/21(月)締切りhttps://gan-kurashi.jp/
(*外部サイトにリンクします)
■主催:NPO法人キャンサーリボンズ
◆がんの治療と暮らしフェア/がんと診断されたら知っておきたいこと 治療継続とQOLのための情報を「こころや人生を大切に」「納得して治療を選択するには」「からだを整えよう」「お金や仕事を考える」の4テーマでお届けします。医師らによる講演、特別セッション「ひとりで暮らす人のよりよい治療と人生のために」などのほか、企業からの生活に役立つ製品紹介も。
■開催日時:11月26日(土)27日(日)
■場所:オンライン
■参加費:無料
■詳細・申込み:11/21(月)締切りhttps://gan-kurashi.jp/
(*外部サイトにリンクします)
■主催:NPO法人キャンサーリボンズ
◆そろそろ社会復帰を考えはじめたい皆さんへ あなたより少し前に社会復帰へ一歩踏み出した先輩とお話ししてみませんか?就労のプロが働く上であなたが気になっていることにお答えします。
■開催日時:11月30日(水)14時~15時30分
■開催場所:オンライン
■参加費:無料
■詳細・申込み:https://riborasawakai2211.peatix.com/
(※外部サイトにリンクします)
■主催:NPO法人日本キャリア開発協会 がん患者の就労移行支援事業りぼら
※りぼら:休眠預金活用事業。がん患者に無料でセミナーやキャリアカウンセリングを提供
<お知らせ>
◆ピンクリボンシンポジウム公開中! 日本対がん協会のピンクリボンフェスティバルのサイトでは、『ピンクリボンシンポジウム ―乳がんの最新医療情報―』の動画を公開中です。昭和大学の中村清吾先生をはじめ専門医による最新情報の講演の他、栗原友さん(料理家)のゲストトーク「『乳がんになった』その先にあるもの」では「HBOC」(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)における乳房予防切除の体験や治療と育児の両立、また遺伝子検査にまつわる葛藤など様々なお話しを聞くことができます。
▼動画:https://pinkribbonfestival.jp/symposium/
◆ピンクリボンフェスティバル
https://pinkribbonfestival.jp/
(※外部サイトにリンクします)
◆社労士による電話相談 社会保険労務士による「がんと就労」電話相談(予約制・無料):社会保険労務士が1人40分無料でがんと就労に関する電話相談に応じています。
■詳細・申込みhttps://www.jcancer.jp/consultion_and_support/work_support
◆「がんと暮らし」についてのアンケートのお願い がんになっても安心して暮らせる 地域づくりを目指し、全国のがん経験者およびご家族を対象に練馬区が実施。 調査結果は支援策の検討に用いられます。ぜひご協力をお願いします!
■実施主体:練馬区 健康部 健康推進課 健康づくり係
■回答フォーム
【患者用】https://questant.jp/q/LV3HGNSH
【家族用】https://questant.jp/q/WG0RA95
(*外部サイトにリンクします。)
■周知・協力:一般社団法人ピアリング
◆『筋層非浸潤性膀胱がんの患者』を対象とした臨床試験のご案内
筋層非浸潤性膀胱がんの患者さんを対象として、治験製品の治療を受けたときの有効性および安全性を評価する臨床試験です。本治験の治験製品は、がん細胞に感染し、ウイルスの直接的な殺細胞作用によりがんの治癒を図る、治療に用いるがん治療用のウイルスです。また、がん細胞を死滅させることに加え、免疫を高めるGM CSF遺伝子を組み込むことで免疫の活性化が期待されます。これにより膀胱がんによる膀胱全摘除術を回避したり、膀胱全摘除術までの期間を遅らせることが期待されます。
▼詳細ページ(WEBスクリーニング)をご覧ください。
https://puzz.searchmytrial.com/u/online_screener_settings/1081
(※ SMT For がんサバイバー・クラブに掲載されている治験です。)
(※外部サイトにリンクします)