「9月のチアー活動は、がんの精神的、肉体的なつらさとどう向き合い、どう対処していけばよいのか。“がんとココロ”のスペシャリストである精神科医の藤澤大介先生にお話をいただきます」として、マンマチアー委員会(Mamma Cheer)から165回目のセミナー開催(オンライン)の連絡が寄せられました。
NPO法人女性医療ネットワークのマンマチアー委員会は、乳がんを体験しNPO法人CNJ認定乳がん体験者コーディネーターである美容ジャーナリスト・山崎多賀子さん、女性医療ジャーナリスト・増田美加さんが主宰・企画しさまざまな活動を行っています。アドバイザーとして対馬ルリ子(対馬ルリ子女性ライフクリニック院長)、片岡明美(乳腺外科医)、2人の医師も加わっています。
セミナー開催の詳細は以下の通りです。
◾️開催日時:9月19日(木)18時半~20時
◾️開催方法:ZOOMによるオンライン
◾️テーマ:『長引くココロのつらさ、カラダのつらさとどうつきあうか~がん患者の“つらい”を診るサイコオンコロジーからのアプローチ』
◾️スピーカー:藤澤大介先生(精神科医/慶應義塾大学病院 医療安全管理部 准教授)
◾️内容:がんと診断されたときから長い間、患者や家族につきまとう、心理的な苦痛。死への恐怖、再発や社会復帰など将来への不安、カラダへの影響など、様々な不安材料が一気に押し寄せてくるため平常心を保つことは困難です。実に、がん患者の10~25%が抑うつ症状を発症するという報告があり、なかでも乳がん患者は、その傾向が強いとも言われています。
精神的なつらさは、極度の脱力・倦怠感を招くことや胃痛、腹痛、頭痛などカラダに不調が出ることも少なくありません。再発・進行がんの苦痛はさらに大きく、がんによる慢性疼痛が長引くと、カラダの痛みがさらに精神的ダメージにつながるなど、患者や家族は「満身創痍」の気分になり、日常生活に大きな支障を及ぼすことも少なくありません。
これら「がんに起因する様々なつらさ」は、自力で回復するには手ごわいシロモノで、専門家のアドバイスにすがりたいと思うのですが、いったい誰が診て、どんな治療法があるのでしょうか。がん患者さんのココロの痛みを扱う「精神腫瘍学(サイコオンコロジー)」。ただ、専門家はそんなに多くいないのが現状です。
日本サイコオンコロジー学会では、がん診療に携わるすべての医療者に向けて、がん患者の気持ちのつらさの緩和を目的とした初めてのガイドライ『がん患者における気持ちのつらさガイドライン 2024年版』(金原出版)を作成し9月に発売が予定されています。
今回は、ガイドラインの作成の代表者を務められた藤澤大介先生をお招きし、日常で手軽に実践できる精神的苦痛の取り扱いかたから、医療者に相談すべき心やカラダの痛みまで、エビデンスを交えて分かりやすくお話いただきます。がんの当事者だけでなく、ご家族、ピアサポーター、がん患者に関わる医療者の方々も一緒に学びましょう。
<藤澤大介(ふじさわだいすけ)先生略歴>
精神科医、公認心理師。1998年慶應義塾大学医学部卒業。横浜市立市民病院、桜ヶ丘記念病院、国立がん研究センター東病院精神腫瘍科医長などを経て、現在、慶應義塾大学医学部准教授(医療安全管理部、精神・神経科、緩和ケアセンター、痛み診療センター併任)。専門は認知行動療法、コンサルテーション・リエゾン精神医学(身体疾患のメンタルケア)。NPO法人キャンサーリボンズ委員。共著訳書に『がん患者心理療法ハンドブック』(医学書院)、『子どもを持つ親が病気になった時に読む本〜伝え方・暮らし方・お金のこと』(創元社)『マインドフルネスを医学的にゼロから解説する本』(日本医事新報社)など多数。
◾️参加費:無料(申込み先着120名)
◾️ZOOM参加申込URL:https://mammacheer165.peatix.com/
*開催前日までにZOOMのURLをお送りいたします。
◾️申込み締め切り:9月18日(水)18時まで
*このメールへの返信では申し込みできません。
*後日の録画配信はありません。
*申込み後、参加できなくなった方は、キャンセルをしていただけますと、ほかの方が参加できますので、よろしくお願いいたします。
*当日のZoomURLなど詳細は、前日よりお申込みいただきましたPeatixページの「イベント視聴ページ」で確認いただけます。なお当日までの各種案内は、Peatixメール(@peatix.com)より配信されます。
*申込み時には、姓名(ニックネームではなく)での参加登録をお願いいたします。
マンマチアー委員会、今後の開催予定
<第166回>
◾️開催日時:2024年10月30日(水)
◾️内容:『ピンクリボン強化月間・乳腺外科医への何でも質問(仮)』片岡明美先生(がん研有明病院乳腺外科医)
<第167回>
◾️開催日時:2024年11月27日(水)
◾️内容:『がん専門薬剤師に聞いてみよう!(仮)』縄田修一先生(昭和大学横浜市北部病院 薬剤部准教授)
<第168回>
◾️開催日時:2024年12月23日(月)
◾️内容:「がんのリスクを下げる運動と食事(仮)」奥松功基氏(リオールジム代表 スポーツ医学博士)
*今後の予定や開催方法はその都度、登録されている方はメールとマンマチアーのFacebookなどでご案内させていただきます。
*諸事情により、急遽変更があった場合、申し込み者の方にメールおよびFacebookにてご連絡させていただきます。
*チアー活動は、乳がんを体験した、していないにかかわらず、誰でも参加できます。男性や学生さんの参加、応援も大歓迎。
◾️NPO法人女性医療ネットワーク事務局 http://www.cnet.gr.jp/
日本対がん協会主催・共催セミナー情報
<がんを正しく知り、がん対策を学ぶ研修2024>
がんに関連した様々な情報を知り、日本のがん対策を学ぶ研修を開催します。 患者や家族はもちろん、広く皆さまのお申し込みをお待ちしております。
◾️開催日時:10月19日(土)13:00 ~16:30頃
◾️場所:L stay&grow南砂町(東京メトロ東西線南砂町駅徒歩7分)
◾️参加費:無料
◾️対象:がん患者、患者家族・遺族、市民(支援者、医療者、研究者、関連する企業の社員等)
◾️定員:200名
◾️共催:認定NPO法人がんサポートコミュニティー、日本対がん協会
<第43回 日本癌学会 市民公開講座>
◾️テーマ:最新の治療と治療開発について
◾️開催日時:2024年9月21日(土) 15:30~17:30
◾️開催方法:会場+WEB配信
◾️会場:福岡サンパレス パレスルーム
◾️定員:会場400名・WEB定員なし
◾️参加費:無料
◾️主催:一般社団法人日本癌学会、日本対がん協会
◾️詳細・申し込み :
https://site.convention.co.jp/jca2024/public/
◾️申し込み: https://csc-japan.org/training/
<日本対がん協会の2024年度がんアドボケート活動助成で採択された事業イベント
『多摩から繋がる!がんママフェス2024』>
子育て中にがんと診断されたママたち、通称「がんママ」さんへの支援の輪を広げることを目的にしたイベント。1部セミナーと2部交流会に加え、がんママのリアルがわかるアンケート結果の展示や、支援情報に関する各種資料も配布予定です。お子様連れも歓迎。
◾️開催日時:9月29日(日)13:30~16:30
◾️会場:武蔵野プレイス 4階フォーラム
◾️対象者:全国のがんママ、がんパパ、ご家族・パートナー、子育て世代のがんサバイバー支援にご関心のある方ならでも
◾️入場料:無料
◾️定員:50名程
◾️主催:がんを経験した女性のコミュニティ Colorful Ribbons
◾️共催:がんママカフェ、 LOOP!
◾️後援:東京都、東京都社会福祉協議会
◾️詳細・申し込み:https://cwc-cribbons.com/2024/07/14/0929gannmamafes/
<イベント・レポート公開>
◾️ジャパンキャンサーサバイバーズディ2024:講演動画も公開中!『がんと診断された方への最初の処方箋〜私らしく生きるために』
◾️イベントレポート
6月2日に開催した「ジャパンキャンサーサバイバーズデイ2024」のイベントレポートを公開しました。『がんと診断された方への最初の処方箋 -わたしらしく生きるために- 』と題した本イベントのレポートでは、各講演のアーカイブ動画の視聴も可能です。当日参加できなかった方も、もう一度おさらいしたい方も、ぜひご覧下さい。https://www.jcancer.jp/consultion_and_support/jcsd/2024report
<好評連載シリーズ>
◆『木口マリの がんのココロ』
第80回 まだまだある!
新・“教科書”にない入院持ち物リスト@2024年版(後編)https://www.gsclub.jp/tips/22301
◆『クリコ流ふわふわ介護ごはん』
第33回 夏の音と冷んやりスイカゼリーで涼を楽しむ
https://www.gsclub.jp/tips/22243
<がん相談ホットライン>
患者さんやご家族、ご友人をはじめ、がんに関する心配や不安がある方ならどなたでもご利用いただけます。お仕事の都合などでなかなか相談できなかったという方も、この機会にぜひご利用ください。
◾️詳細(予約不要・年末年始を除く毎日):https://buff.ly/3Y4VUc2
<リレー・フォー・ライフ2024>
今年も全国約50カ所のイベント開催予定地で、実行委員をはじめとしたボランティアの皆さまが手を取り合って準備を進めています。サバイバーのご参加は無料です。お近くの会場に是非お越しください。お待ちしています!
< 9月上旬開催情報 >
🔹 RFLJ青森 8/31(土)12:00~9/1(日)12:00
🔹RFLJふくしま 8/31(土)14:00~9/1(日)11:00
🔹RFLJいわて 9/7(土)14:00~19:30・9/8(日)9:00~12:00
🔹 RFLJ芦屋 9/7(土)16:00~9/8(日)8:30
🔹RFLJとちぎ 9/14(土)正午~ 9/15(日)正午
🔹RFLJにいがた 9/15日(日)12:00~9/16(月)11:00
◾️上記以外の開催情報は、こちらで検索できます。
https://relayforlife.jp/place
ユニ・チャーム、生理ケア用品ブランド『ソフィ』でピンクリボン活動を応援
ユニ・チャーム株式会社の生理ケア用品ブランド『ソフィ』は、17年連続でピンクリボン活動を応援しています。取り組みの一環として、特設応援サイトを設置し乳がんに関する情報発信を行い、あわせてピンク活動を応援する特別デザインパッケージを期間限定品として発売し、その売上金の一部を寄付するもの。
同社では、この活動について次のようにコメントしています。
「日本では一年間に約9.7万人の女性が乳がんと診断されています。また、男性も一年間に約700名もの方が乳がんと診断されています。(国立研究開発法人国立がん研究センター調べ)
公益財団法人日本対がん協会によれば、乳がんは自分で発見することが可能ながんであり、正しい知識を身に着けて定期的に自分で確認し、早期発見・早期治療に努めることが重要とのことです。
「当社は2008年より、乳がんに関する正しい知識の普及やがん検診の受診率の向上に貢献するべくピンクリボン活動を支援しています。17年目となる今年は、ピンクリボンや乳がんに関する情報や、乳がんを早期に発見するために日頃から乳房の状態を定期的に確認する生活習慣であるブレスト・アウェアネスなどについて広く発信すると同時に、『ソフィ ボディフィット』の期間限定品である「ピンクリボンデザインパッケージ」を発売します。なお、当社では「ブレスト・アウェアネス」を「ブレストチェック」という表現を通じて広く訴求してまいります」(ユニ・チャーム)
■「ピンクリボン活動」を応援する取り組み
(1)ピンクリボンデザインパッケージを期間限定品として展開
『ソフィ ボディフィット』から、5つの商品(ふつうの日用羽なし、ふつうの日用羽つき、夜用26cm羽なし、夜用29cm羽なし、夜用29cm羽つき)を発売します。
※店舗によって展開時期が異なる場合があります。商品の中身は通常のデザインです。
※上記に掲載した商品は、キャンペーン対象商品の一部になります。
(2)「ピンクリボン活動」応援特設サイトをソフィブランドサイトに開設
ピンクリボン活動を正しく理解いただくことを目的に、活動内容をはじめ、乳がんに関する基礎知識や早期発見のためのブレストチェック方法などをソフィ ピンクリボン活動特設サイト(https://www.sofy.jp/ja/campaign/pinkribbon.html)に掲載
(3)対象商品(ピンクリボンデザインパッケージの期間限定品)の売上の一部を寄付
日本対がん協会が設立した“乳がんをなくす「ほほえみ基金」”(以下、「ほほえみ基金」)に、対象商品の売上の一部を寄付します。当社が「ほほえみ基金」に寄付したものは、乳がん検診の普及・浸透のための啓発活動や、検診機器の整備、がんに関する正しい知識の普及、がん患者をケアする活動などに用いられます。
(4)ピンクリボンフェスティバル2024のピンクリボンシンポジウムへの協賛:2024年10月上旬より動画配信されるピンクリボンシンポジウムへ協賛。
「これからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します」(同社)
<関連情報>
🔸ピンクリボンフェスティバル:https://pinkribbonfestival.jp/
🔸日本対がん協会:https://www.jcancer.jp/
🔸国立研究開発法人国立がん研究センター: https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/14_breast.html