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ラムネがドラッグストアでも売れている!”ラムネ生産日本一・世界一企業”と展示会で出会いました

 暑中お見舞い申し上げます。いかがお過ごしでしょうか。
 酷暑の中、取材活動に忙しくしておりますが、つい最近、世界35か国から、食品や飲料メーカーなど900社が参加した国際食品・飲料展を取材し、広い会場をかなりの時間をかけて見て回った中に、『ラムネ生産日本一・世界一』という看板を見つけました。色とりどりの瓶と、イチゴ、メロン、マンゴ、桃、グレープ、スイカ等々、様々な味のラムネを展示していたのは、大阪市内に本社を構えるハタ鉱泉株式会社。

      様々な味のラムネを展示していた秦鉱泉


 ラムネとは、同社のホームページによれば、「玉ラムネびんに詰められた炭酸ガス入り飲料」(昭和34年7月1日 農林省農林経済局長名にて)と定義されており、明治、大正、昭和、平成、そして令和へと飲み続けられていますが、ラムネの歴史については、以下を参照してください。https://www.hata-kosen.co.jp/pages/57/
 ところで同社は、1946年に秦 晴一さんが清涼飲料水製造販売業のハタ鉱泉所を創業して以来、“日本一”を目指し78年後の今も、ラムネ作りを続けてきていますが、1日の生産本数は最大65万本、今や日本国内だけでなく70か国以上の国々に向けて輸出しているそうです。https://www.hata-kosen.co.jp


 ラムネには、たくさんの思い出があります。幼少の頃に駄菓子屋さんに行くと、たくさんの子供たちがお菓子やビー玉、めんこ、ベーゴマ、ラムネなどを買い求めて集まっていましたが、近年では、駄菓子屋さんを見つけることは少なくなり、お祭りや街のイベント以外には難しくなりました。
 そういえば、『週刊がん もっといい日』の“温もりインタビュー”に登場していただいた水戸部ゆうこさんが、「いくら買えて、何を買う?」―地域に住むこともたちの社会体験の場として、『駄菓子屋まちっこ』を開店。たくさんの子供たちで賑わっているそうです。


 実は、大学生時代に、いろいろとアルバイトをしましたが、その一つにラムネを製造する小さな会社がありました。朝早くからよる遅くまで家族総出でラムネを作る現場を時折手伝ったり、出来上がったラムネを配達する仕事でしたが、多くの店の中に私がよく行く駄菓子屋さんがあったり…。とても貴重な体験でした。 

 そんなことを思いだしながら、ハタ鉱泉取締役の秦 尚久さんに、「駄菓子屋さんが少なくなっていますが、今、ラムネはどのようなルートで販売されているのでしょうか?」とお聞きしたところ、スーパーやコンビニとともにドラッグストアもあがりました。秦さんは、「このところ、よく売れているのはドラッグストアさんです」とのこと。ラムネからRAMUNEへと世界に羽ばたくハタ鉱泉が生産するラムネは、ドラッグストアでも売る時代が到来しているのです。
 さて今週も来週もまた、皆様にとって「もっといい日」でありますように…。
                  『週刊がん もっといい日』編集長 山本武道

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