約1,000点の最新の福祉機器製品情報や11か国2地域380社・団体の福祉機器開発・販売企業が出展する9月27日~9月29日に開催される国際福祉機器展については、『週刊がん もっといい日』(https://weekly-gan.com/796/)で詳報しましたが、主催する一般財団法人保健福祉広報協会から社会福祉法人全国社会福祉協議会と共催する国際福祉機器展H.C.R.の50周年記念映像が公開されましたので紹介しましょう。
国際福祉機器展の第1回目は1974年に『社会福祉施設の近代化機器展』として開催されており、私は当時、医薬品小売業の専門紙を発行するする新聞社の記者として取材をしました。会場は確か晴海の展示場であったかと記憶していますが、日本以外の海外からの様々な福祉機器が紹介されていたことが鮮明に思い出されます。
「いつしかヨーロッパ、特にスエーデンを訪問し現場を取材したい」と思うようになり、いつだったか忘れてしまいましたが、日本在宅医療福祉協会の会員企業とともの念願のスエーデン取材が実現しました。現地では多くの企業が開発した製品を紹介する専門展示場、寝たきりの女性高齢者が一人で暮らす住宅を訪問しベッドからトイレ、キッチン等々、日常生活で困らないよう福祉機器が配置され、緊急時にはレスキュー隊が駆けつけるシステムに、参加者とともに私も、「高齢社会の到来がやってきている日本も、やがてこうなってほしい」と願ったものです。
さて50周年記念映像ですが、1974年の第1回『社会福祉施設の近代化機器展』から今年(2023年9月27日〜29日)の『H.C.R.2023第50回国際福祉機器展&フォーラム』までの記録映像が見ることができるとあって懐かしい限りです。
「ゴールドプランの制定や介護保険制度の施行など、福祉分野の動きとともに成長してきたH.C.R.のターニングポイントとなる歴史についてご紹介しています。わが国においていわゆる2040年問題への対応が求められる中にあって、今後も増加する福祉ニーズに対しH.C.R.に求められる役割を果たしていくという決意を込めた映像となっています」(保健福祉広報協会)
懐かしい映像が満載の50周年記念映像は、以下のURLで見ることができます。
https://hcr-visitors.smktg.jp/cc/0ycJgggXI0xNTvNSpGi
ちなみに『H.C.R.2023 第50回国際福祉機器展&フォーラム』は、WEBとリアルで開催されます。Web展は、すでに8月28日にオープンしており10月30日まで、リアル展は9月27日~9月29日の3日間、東京ビッグサイト東展示ホールを会場に行われます(https://hcr.or.jp/exhibit)。
ぜひ、おでかけください。(『週刊がん もっといい日』山本武道)