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NPO法人 女性医療ネットワークマンマチアー委員会第177回目が10月28日、『乳がん治療により抱える心とからだの変化』の講演と恒例の『質問になんでもお答えします!』をオンラインで開催

 10月はピンクリボン強化月間―NPO法人 女性医療ネットワークマンマチアー委員会第177回目が10月28日、『乳がん治療により抱える心とからだの変化』の講演と恒例の『質問になんでもお答えします!』をオンラインで開催します。講師は、女性医療ネットワークの設立当初からアドバイザリーボードとして参画する乳腺外科医の片岡明美さん(がん研究会 有明病院)。『乳がん治療により抱える心とからだの変化』と題した講演と、毎年恒例の『質問になんでもお答えします!』企画が催されます。詳細は以下の通り。

<第177回マンマチアー>
■開催日時:2025年10月28日(火)18時30分〜20時
■開催方法:ZOOMによるオンライン 
■テーマ:『乳がん治療による心身の変化……皆さんの悩みにお答えします〜ボディイメージ、妊孕性、ケモブレイン、関節痛からセクシャリティまで』
■スピーカー:片岡明美さん(がん研究会 有明病院 乳腺外科)
■内容:乳がん医療は日進月歩の勢いで進化しており、生存率も向上しています。医療の進化の恩恵を受けられるのは患者、家族にとって心強く喜ばしいことです。一方、がんをたたくための治療には、少なからず心やからだに変化をもたらすことがあります。治療と仕事・生活を長く両立するなかで、この心身の変化に戸惑い悩むこともあるでしょう。家族やパートナー、周囲との関係性に影響する場合もあるかもしれません。

 そこで今回は、罹患後も「快適」な人生を送るために必要な知識や工夫、折り合いのつけかたなどを、長年患者さんと接し声を聞いてこられた片岡医師が話します。後半は毎年恒例「何でも相談」コーナーを設け、乳がんそのものや治療法、体の変化や生活での困りごとまで、事前質問を中心に、時間が許す限り当日の質問にもお答えいただきます。答えが一つではないことは、一緒に考えましょう。些細なこと、普段聞きにくいこと、なんでも構いません。(時間の都合上、すべてにお答えできない場合は、ご容赦ください)。

<片岡明美(かたおかあけみ)さん略歴>
 がん研究会有明病院乳腺外科医長。1994年、佐賀医科大学卒業。九州大学医学部第二外科、国立病院機構九州がんセンター乳腺科などを経て、2016年より現職。日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本外科学会指導医、日本乳癌学会乳腺指導医。検診マンモグラフィ読影認定医師、認定NPO法人ハッピーマンマ理事、日本乳癌学会評議員、日本サポーティブケア学会妊孕性部会メンバー。日本乳癌学会 患者・市民参画プログラム「BC-PAP」ワーキンググループ委員。

■参加費:無料
■参加人数:先着120名
■ZOOM参加申込み方法:https://mammacheer177.peatix.com/
★開催前日までにZOOMのURLを送ります
■申込み締め切り:2025年10月27日(月)18時まで
★このメールへの返信では申し込みできません
●申込み時には姓名(ニックネームではなくフルネーム)での参加登録をお願いします。
●後日の録画配信はありません。あらかじめご承知ください。
●今後の予定や開催方法:その都度、登録されている方はメールとマンマチアーのFacebookなどで案内させていただきます。
●先着120名ですので申し込み後、参加できなくなった方は、キャンセルをしていただけますと、ほかの方が参加できますので、よろしくお願いいたします。
●申し込まれた方で開催当日、19時45分以降のZOOMへの入室ができなくなる場合がありますので了承ください。
●当日のZoom URLなど詳細は、前日より申込まれたPeatixページの「イベント視聴ページ」にて確認できます。当日までの各種案内はPeatixメール(@peatix.com)より配信。
●諸事情で急遽変更があった場合、申込み者の方にメールおよびFacebook連絡します。
●“チアー活動”は乳がんを体験した、していないにかかわらず誰でも参加できます。男性や学生の参加、応援も大歓迎。●「マンマチアー(Mamma Cheer)委員会」について
 NPO法人女性医療ネットワーク「マンマチアー(Mamma Cheer)委員会」は、乳がんを体験しNPO法人CNJ認定乳がん体験者コーディネーターである山崎多賀子さん(美容ジャーナリスト)、女性医療ジャーナリストの増田美加さんが主宰・企画し、様々な活動を行っています。アドバイザーとして対馬ルリ子さん(対馬ルリ子女性ライフクリニック院長)、片岡明美さん(乳腺外科医)、2人の医師も加わっています。
*マンマチアーは無料開催にあたり、ボランティアで行っております。
●NPO法人女性医療ネットワーク:http://cnet.gr.jp/

アストラゼネカが10月24日、『あなたにも知ってほしい膀胱がんのこと』と題し、
元プロレスラー・長州 力さんと共に専門医から学ぶオンライン市民講座
 アストラゼネカは10月 24 日(金)、膀胱がん市民公開講座『あなたにも知ってほしい膀胱がんのこと』をテーマにオンラインで開催します。本講座では、膀胱がん治療のエキスパートである富山大学学術研究部医学系 腎泌尿器科学教授の北村 寛さんと元プロレスラー・長州 力さんを招き、膀胱がんそのものや治療について解説し、長州 力さんと一緒に膀胱がんについて学ぶほか、患者さんの体験談をもとにしたトークセッションも予定されています。

 「膀胱がんー日本では、がんの中で 10 番目に多く、患者さんは約 2万 3,000 人、がん患者さんの90%以上は50歳以上で、罹患率は女性に比べ男性で約4倍高いと報告されています。膀胱がんは血尿をきっかけとして発見されるケースが多く、他にも主な症状に頻尿や排尿時痛、残尿感切迫した尿意などがありますが、肉眼的にはわからない血尿(顕微鏡的血尿)が出ている場合もあります。

 似たような症状がみられる別の病気もあり、こうした症状がある場合には、早めに泌尿器科を受診して検査を受け、適切な治療を受けることが大切です。膀胱がんが気になる、身近な人が膀胱がんになった、膀胱がんの治療をしており、他の患者さんの体験談を知りたい、関心のある方はぜひご参加ください」(主催者)
■開催日時:10月24日(金)14時30分~16時(受付開始 14時15分~)
■開催形式:オンライン(Zoom)
■プログラム
🔹第1部:講演『ご存じですか?膀胱がんのこと』北村 寛(富山大学 学術研究部医学系 腎泌尿器科学教授)
🔹第2部トークセッション:『患者体験談から学ぶ膀胱がん~早期受診の重要性など』
登壇者:北村 寛さん(富山大学 学術研究部医学系 腎泌尿器科学教授)&長州 力さん(元プロレスラー)
■参加費:無料
※申込み後、アクセス情報をお送りいたします
■申込方法:10月23日(木)までに https://astrazeneca.zoom.us/webinar/register/WN_qzxLtJmgQqe2R0URdbE57g#/registrationURL
■アストラゼネカのがんサイト:『膀胱がん、それでも』https://www.az-oncology.jp/boukougan/を通じ膀胱がんの疾患情報・治療についての分かりやすい説明に加え、疾患に関するよくある質問への回答など患者さんに寄り添った情報を提供

神奈川県立がんセンター、神奈川県立保健福祉大学とJMDC、リアルワールドデータで
がん診療の最前線を解析、診療現場へ還元する研究プロジェクト開始
 神奈川県立がんセンター、神奈川県立保健福祉大学及び株式会社JMDCは、リアルワールドデータを活用し、がん診療の現状の全体像や最新の治療効果、副作用の発現状況について解析することにより、今後の診療指針の最適化に貢献するとともに、医師を中心とした医療スタッフが、解析結果をがん診療における方針検討などに直接活用できることを目指した新たな研究プロジェクトを開始します。

 「免疫チェックポイント阻害薬をはじめとする新規薬剤の登場により、それらを組み合わせ、高い効果が期待できる複合的な薬物療法の開発が進展しています。本プロジェクトでは、リアルタイムに近い形でその治療効果や副作用を解析し、多方面でのデータ活用を促すことのできる仕組みを構築します。

 最終的にはがん患者個人、その家族、ひいては一般生活者がよりよいがん診療を受けるための取組を拡げていき、がん診療の質の向上に役立つサービス展開を目指します」として、PT発足の背景については以下の通りコメントしています。

 「近年、新しいがん治療法が次々と登場しており、がん診療は急速に進化を遂げる一方、実際の医療現場におけるがん診療の実態に基づいたフィードバックについては、既存の仕組みの中で症例データの蓄積が行われており、分析に活用することが念頭に置かれていないため、異なる組織で分散管理されているなどの課題があります。
 
 がん診療に関するリアルワールドデータの分析は、データの標準化、個人情報の取り扱い、長期アウトカムの取得など様々な課題を含んでおり、現実のがん診療の現状把握と改善に資する大きな可能性があるにもかかわらず、現時点では有効に活用されているとは言い難い状況です」

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