時事通信の医療専門サイト「時事メディカル」の連載記事「医療チームの一員! ホスピタル・ファシリティドッグ」8回目に、『心に寄り添い命を照らす、ファシリティドッグ~旅立つ直前まで、全力で前向きに生きる原動力に〜』をテーマに、患者家族の茶谷美穂子さんが執筆された記事が、多くの人たちの感動を呼んでいます。
そこで『週刊がん もっといい日』では、愛読者の皆さまにもお読みいただければと、茶谷さんと時事通信さんから記事の転載をご了承いただきましたので、ご紹介させていただきます。
「東京都立小児総合医療センターでファシリティドッグのアイビーと過ごした患者家族の茶谷美穂子です。ファシリティドッグと触れ合った息子の入院生活をご紹介します」-文章は、2021年2月、フラッグフットボールのチームに所属し、28年のロサンゼルスオリンピックに出場するのが夢だった ご長男の奏太さん(当時小学5年生)が緊急入院したことから始まります。
東京都立小児総合医療センターでの検査、そしてその結果は「Tリンパ芽球性リンパ腫」と診断され、奏太さんは初期治療方針の説明を受けて5日後に小児病棟に移りました。その10日後に奏太さんは、可愛い友達と出会います。ファシリティドッグのアイビーでした。
アイビーと出会ってからの奏太さんは、「病院にも日常があり、楽しいことを見つけられるかもしれない」と、入院生活に希望を持てるようになったそうです。
筆者の茶谷さんは、「8カ月という長い入院生活とつらい治療を乗り越えられたのは、この経験をした自分だからこそ伝えられることがあると思えるまでに成長させてくださった医療関係者、そして心友アイビーのおかげです」と綴っています。
そして、優しく太陽のような兄は憧れの存在だったご次男さんにも触れ、「いつも奏太の背中を追っていた次男は、奏太が病気になって以来、ずっと一緒に闘ってきましたが、ついに兄との別れの時を迎えなければなりません」と奏太さんとの別れを述べています。
茶谷さんは、「アイビーは、今も治療を頑張っている子どもたちに寄り添って輝いています。命を照らすアイビーは、これからも私たちにとって家族です。今後もファシリティドッグの活動を応援しています。アイビー、Excellent!!!」と結びました。
茶谷さんの感動溢れる全文は、https://medical.jiji.com/column5/342から読むことができます。ぜひ多くの人たちに、時事通信の医療専門サイト「時事メディカル」の連載記事「医療チームの一員! ホスピタル・ファシリティドッグ」8回目に綴られた『心に寄り添い命を照らす、ファシリティドッグ~旅立つ直前まで、全力で前向きに生きる原動力に〜』を、ご紹介ください。
さて今週もまた、皆さまにとって「もっといい日」でありますように…。
『週刊がん もっといい日』編集長 山本武道