がん患者さんと家族のためのWEBサイト

誰もが安心して暮らせる社会を目指す全国訪問ボランティアナース代表の菅原由美さんに寄稿していただきました

 出会い。人は、いろいろな場面でたくさんの人たちとの出会いがあります。私は、2006年のちょうど今頃に『週刊がん もっといい日』をスタートさせました。そして取材を通じ多くの人たちと出会いましたが、私が長年にわたり交流をさせていただいた方のお一人に、看護師さんがいます。全国訪問ボランティアナースの会代表の菅原由美さんです。

ボランティアスタッフ(中央が菅原由美さん)

 菅原さんは、たった一人でボランティアナースの会を立ち上げ、今や全国に173か所、つい最近では沖縄にも誕生したそうです。菅原さんが会を立ち上げたきっかけは、1995年1月17日未明に発生した阪神・淡路大震災でした。
 私はWEBサイト『週刊がん もっといい日』の前身、雑誌媒体の『月刊がん もっといい日』の取材で菅原由美さんと出会い、阪神・淡路大震災にボランティアとして現地に駆けつけたことをお聞きしました。菅原さんは震災を知り即現地へ向かい、多くの被災者やボランティア活動に携わる人たちとの出会いによって、ボランティアナースの設立を思いたち、今もなお多くのお仲間たちと共に被災地を訪れてボランティア活動に携わってきした。
 阪神・淡路大震災から30年が経過しましたが、その後も2011年3月の東日本大震災、2016年4月の熊本地震、つい最近では2024年1月1日の能登半島地震などが発生し、多くのボランティアの方々が現地で活躍されています。
 そこで菅原さんに30年前を振り返り、『看護師の知識や技術を生かし地域を支える力として誰もが安心して暮らせる社会を目指すキャンナスへの思い』のテーマで寄稿していただきました。寄稿文は、『週刊がん もっといい日』(2月4日付)の“今週の焦点”に掲載いたしましたので、ぜひご一読ください。
 さて今週もまた、皆さまにとって「もっといい日」でありますように…。
            『週刊がん もっといい日』編集長 山本武道

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