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上尾中央総合病院、内視鏡手術支援ロボット導入から1年、複数の診療科で骨盤臓器脱や前立腺がんなど170例を実施

 医療法人社団愛友会上尾中央総合病院(徳永英吉院長)は、2023年7月に関東で初めて内視鏡手術支援ロボット『ダビンチSP』を導入してから1年後の今、複数の診療科で170例が実施されていることを公表しました。では導入後1年間で、どのようながん対して手術が行われているのでしょうか。
 同病院によれば、2024年7月の現時点で『ダビンチSP』は、泌尿器科、肝胆膵外科、耳鼻いんこう科・頭頸部外科、産婦人科の4つの診療領域で活用され、1年間の手術件数は、女性骨盤臓器脱、腎臓がん、肝臓がん、すい臓がん、頭頸部がん、子宮の良性腫瘍など170例でした。
<手術件数>
◾️泌尿器科・・・前立腺がん:47件、骨盤臓器脱:91件、腎臓がん:2件
◾️肝胆膵外科・・・肝臓がん:8件、すい臓がん:1件
◾️耳鼻いんこう科・頭頸部外科〉頭頸部がん:8件
◾️産婦人科・・・子宮の良性腫瘍など:13件  
 「ダビンチSPの利点は、従来のマルチポートシステムでは複数の切開創(手術のきず)を必要としますが、ダビンチSPでは切開創を最少で1つに減らすことで、整容性(見た目への影響)の改善や術後疼痛の軽減が期待できます。機器の特性上、小切開(ちいさなきず)による「最小限の空間」で良好な視野と鉗子の操作性を維持しながら、周辺組織に愛護的(手術の影響を最小限にとどめること)」に体腔内の深く狭い部位の手術が可能です。
 症例によっては、マルチポートのダビンチや腹腔鏡手術、開腹手術が適している場合もあります。経験豊富な医師陣が慎重に検討を重ね、患者さんにとって最適な手術方法を提供しております」(https://www.ach.or.jp/about/davinci/)とのことです。
 上尾中央総合病院( https://www.ach.or.jp/)では、「患者さんと医療者がパートナーとして、一人ひとりに寄り添った医療の実践に努め最新の医療技術を積極的に導入することで地域医療の質向上に貢献していく所存です」とコメントしています。
 ちなみに、がん手術で活用されている『ダビンチSP』については、https://www.ach.or.jp/about/davinci/を参照し、予約は上尾中央総合病院病診連携室(TEL:048-773-5941)へ連絡してください。

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